不動産売買・投資

不動産購入時にチェックしたい周辺環境について

不動産を購入する際は、間取りや設備だけでなく、もちろん周辺環境もチェックした上で購入するか否かを判断しなければいけません。
そうすることで、生活はより豊かになりますし、将来売却する際にも有利になる可能性があります。
ここからは、不動産購入時に押さえておきたい周辺環境のチェックポイントについて解説します。

不動産購入時に押さえておきたい周辺環境のチェックポイント

不動産の周辺環境におけるチェックポイントは、主に以下の5つのカテゴリに分かれます。

・利便性
・交通環境
・子育て環境
・地域環境
・災害の危険性

利便性

利便性とは、不動産の周辺にどれだけ便利な施設があるかを指しています。
具体的には、以下のような施設がある場合、とても快適な毎日を過ごすことができます。

・ショッピング施設
・病院
・公共機関

ショッピング施設は、大型のショッピングモールやスーパーの他、ちょっとした買い物ができるコンビニや100円ショップなどが近くにあるかどうかをチェックします。
また、高齢者の方や子どもがいるファミリー世帯は、万が一のときに通える大規模な病院や、役所、銀行、郵便局といった公共機関が周辺にあるかどうかもチェックすべきです。

交通環境

交通環境は、文字通り周辺の交通環境が優れているかどうかというポイントです。
例えば、以下のようなポイントは、必ず物件購入前に確認しておきましょう。

・最寄り駅は近いかどうか
・最寄り駅の規模が大きいかどうか
・最寄り駅の始発、終電の時間は便利かどうか
・バス停は近いかどうか
・バスの本数は多いかどうか
・規模の大きな道路は近いかどうか
・周辺道路の渋滞の程度はどうか
・閉まっている時間が長い踏切はないか など

電車の駅やバス停が近く、なおかつ周辺道路の環境も良い不動産は、なかなか簡単には見つかりませんが、1つでも条件を多くクリアした物件を選ぶのはとても重要なことです。
また、周辺道路の渋滞具合については、実際に自家用車などで走行して確認することをおすすめします。

子育て環境

子育て環境とは、子育て世帯が生活しやすい環境が整っているかどうかを指していて、ファミリー世帯は必ず押さえておかなければいけません。
具体的には、以下のようなポイントです。

・保育施設が多いかどうか
・学校が近いかどうか
・学習塾が多いかどうか
・通学路に危ない地点がないかどうか
・公園が近いかどうか
・同年代の子どもが多く居住しているか など

やはり、保育施設や学校が近くにない物件は、子育て世帯にとって不便です。
また、通学路のチェックについては、実際に歩いて確認し、安全であることを確認することをおすすめします。
もちろん、子どものことも考えるのであれば、同年代の子どもが多く、交流しやすいエリアであることも重要なポイントとなります。

地域環境

地域環境とは、その地域での生活に影響を与える環境の問題点がないかどうかを指しています。
具体的には、以下のようなポイントをチェックしましょう。

・周辺の土地での建築計画がないかどうか
・住環境に影響を与える施設が近くにないかどうか(工場、倉庫、娯楽施設、風俗店など)
・治安は悪くないかどうか
・騒音、ニオイなどがないかどうか
・近隣住民のマナーは悪くないかどうか
・街の雰囲気は悪くないかどうか など

不動産のすぐ近くの土地において建築計画がある場合、今後建物が建つことによって、現時点で優れている日当たりや眺望などが悪くなってしまう可能性があるため、注意しましょう。
また、どれだけ物件の条件が良くても、やはり治安や街の雰囲気が悪いエリアは不安が残るため、避けるのが無難です。
治安の良し悪しに関しては、管轄警察署の犯罪発生率・件数をチェックしたり、“〇〇(エリア名) 治安”と検索したりすることで、ある程度把握できます。
その他、街の雰囲気については、夜の時間帯の騒がしさや、街灯の数などを歩いてチェックし、判断することをおすすめします。

災害の危険性

災害の危険性も、不動産購入時におけるチェックポイントの1つです。
災害が発生しやすい地域は、やはり生活するにあたってリスクが大きいため、選ぶべきではありません。
具体的には、事前にハザードマップを活用し、以下に該当する不動産の購入を避けるようにしましょう。

・増水しそうな川、池などが近くにある
・大雨時に浸水しそうな道路が近くにある
・避難場所が少ない
・過去に多く台風や地震などが発生している など

ちなみに、ハザードマップを確認することで、地盤の強弱などもチェックすることができます。
ハザードマップで青や濃い青で色分けがされている箇所は、地盤が弱く浸水リスクが高いエリアと判断できます。

まとめ

ここまで、不動産購入時に押さえておきたい周辺環境のチェックポイントについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
良い周辺環境がすべて揃った物件はなかなか見つかりませんが、前述したポイントを1つでも多く押さえることができれば、生活しやすくなることは間違いありません。
じっくりと時間をかけて、理想の物件を見つけましょう。

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