不動産売買・投資

【不動産投資家向け】古民家を内見する際の持ち物について

不動産投資をする物件は、必ずしも築浅で綺麗なものだとは限りません。
不動産投資家の方の中には、敢えて築年数が経過した古民家を購入し、リノベーションをして不動産投資を行うという方もいます。
今回は、そんな古民家の内見をする際、持っておくと便利なものをいくつか紹介したいと思います。

①メジャー

不動産投資家の方は、古民家の内見に必ずメジャーを持参しましょう。
これは、古民家の建つ土地が道路に2m以上接しているかを確認するためのものです。
また、計測した結果2mに満たないのであれば、その土地は再建築不可物件となってしまいます。
再建築不可物件は、将来売却する際に苦戦する可能性が高いため、熟考した上で購入しなければいけません。
ちなみに、メジャーは5m以上の長さを測れるものが望ましいですね。

②レーザー距離計

不動産投資家の方が古民家の内見をする際は、レーザー距離計も忘れずに持参しましょう。
レーザー距離計とは、レーザー光を利用して、対象までの距離を測定する装置のことをいいます。
光の反射を利用するため、測定は一瞬で行うことができ、小型の民生品でも数十m程度まで測れる製品が多いです。
内見の際は、あらゆる部分の長さを測定する必要がありますが、これさえあれば測定作業はすぐに終わりますし、メジャーでは難しい部分の測定も簡単です。
もちろん、土地の再建築が可能かどうかをレーザー距離計で測るのも問題ありません。

③除菌ウェットティッシュ

不動産投資家の方が古民家を内見する場合、除菌ウェットティッシュの持参も欠かせません。
古民家の中には、相続されたまま空き家になっているようなところが多く、そのような物件はホコリが溜まっている可能性も高いです。
したがって、ドアや窓を開ける際に手を汚したくないという方は、携帯用の除菌ウェットティッシュを使用しましょう。
100円ショップやドラッグストアなどで簡単に購入できます。

④マイナスドライバー×2or軽量バール

不動産投資家の方が古民家を内見する際には、マイナスドライバー2本もしくは軽量バールも用意しましょう。
地方の古民家などには、浄化槽が利用されている場合が多いです。
浄化槽とは、生活の中で発生する汚れた水を綺麗な水にし、川などに流すための設備をいい、主に下水道が整備されていないエリアで利用されます。
また、この浄化槽のフタを開けて状態を確認する際に必要なのが、マイナスドライバー2本か軽量バールになります。
浄化槽は、下水道と違ってその家ごとに設置しているため、管理も家の所有者が行います。
したがって、故障していると多額の修理費用が発生する場合もあるため、内見の際は必ず状態をチェックしておきましょう。

⑤軍手

軍手も、不動産投資家の方が古民家を内見する際には欠かせないアイテムです。
先ほども解説したように、長い間人が住んでいない古民家は、ホコリなどの汚れが目立つこともあります。
また、いろんな部分を触るたびに携帯用除菌ウェットティッシュを使用していると、すぐになくなってしまいます。
したがって、最初から軍手をはめておけば、ウェットティッシュの消費は抑えられるでしょう。
また、軍手といっても、一般的な綿の軍手ではなく、ゴムでできたすべり止めつきの軍手を選びましょう。
たくさんの種類から選びたい方は、現場作業や工場作業向けの作業服・関連用品の専門店に訪れることをおすすめします。

⑥帽子

不動産投資家の方が古民家の内見に行く際は、帽子をかぶっていくべきです。
キャップタイプのものでも、ハットタイプのものでも構いません。
頭をしっかり覆うことができる帽子であれば、基本的に何でもOKです。
なぜ帽子が必要なのかというと、古民家には入口付近や室内などにクモの巣が張っているケースがあるからです。
それほど虫が苦手ではない方でも、頭にクモの巣がついたまま内見をするのは嫌ですよね。
帽子をかぶっていれば、髪の毛に直接クモの巣がつくことはありませんので、内見が終わったあとに脱げばOKです。
また、汚れることが前提であるため、決して良いものを購入する必要もありません。

⑦マスク

不動産投資家の方が古民家を内見する場合、帽子とあわせてマスクも着用しましょう。
古民家のホコリは、空気中にもたくさん舞っています。
したがって、あまり吸わないようにマスクで防止するのはとても大切です。
また、マスクを身に付けることで、単純に顔の露出している部分が少なくなるため、直接顔に汚れなどが付くことも防げます。
ここ最近、新型コロナウイルスの影響でマスクは著しく供給量が減っていますが、古民家の内見をするのなら、できれば用意したいですね。

⑧スリッパ

不動産投資家の方が古民家を内見する場合、できればスリッパも持参するべきです。
長年人が住んでいない古民家であっても、基本的に玄関から室内に上がる際には靴を脱ぎます。
ただ、廊下や部屋の床にもホコリは多くついているため、そのまま靴下で歩き回ると真っ黒に汚れてしまう可能性があります。
したがって、土足で上がることができない古民家では、スリッパを着用して内見するようにしましょう。
また、どうしてもスリッパを脱がなければいけないときに備えて、後々汚れが残ってしまわないように、できるだけ黒系統の靴下を履いていくことをおすすめします。

⑨スマートフォン

不動産投資家の方は、古民家の内見で必ずスマートフォンを活用しましょう。
スマホが1台あるだけで、以下のようなさまざまな機能を使うことができます。

①カメラ
古民家を内見する際は、膨大な量の写真を撮影します。
外観や室内はもちろん、各設備の細かい部分なども撮影しておくことで、後々気になる部分を見返すことができます。
特に、雨漏りがあるかどうかなどは、後々ゆっくり写真を見ないとなかなか気づけません。
また、しっかり目に焼き付けていたとしても、人の記憶は意外と信用できないものです。
したがって、勘違いをしたまま購入に向けた段取りを進めてしまわないためにも、必ずスマホの写真撮影は行いましょう。

②ライト
不動産投資家の方が古民家を内見する際は、スマホのライト機能も効果を発揮します。
長年人が住んでいないような古民家は、日中に内見しても暗い場合が多く、ライトがないと確認できない部分もたくさんあります。
もちろん、大きめの懐中電灯を持参しても良いのですが、荷物がかさばるのが嫌だという方は、スマホのライト機能で十分でしょう。

③地図アプリ
不動産投資家の方は、古民家自体の内見だけでなく、周辺環境についてもチェックしなければいけません。
そんなときに活躍するのが、スマホの地図アプリです。
地図アプリがあれば、駅までの距離や道のり、周辺のショッピング施設・公共施設の場所がすぐにわかります。

④コンパス
スマホに貼っているコンパスのアプリを使用すれば、内見する古民家の方位を正確に確認できます。

⑩モバイルバッテリー

不動産投資家の方が古民家を内見する場合、モバイルバッテリーの持参も欠かせません。
前述の通り、内見時にはスマホを活用するケースが多いです。
したがって、モバイルバッテリーで適宜充電し、必要なときに使えるように準備しておく必要があります。

まとめ

ここまで、不動産投資家の方が古民家を内見する際に持っておくと便利なものを紹介してきました。
古民家の内見では、新築物件や築浅物件を内見する際には必要ないものを、たくさん用意しなければいけないことを覚えておきましょう。
また、ここまでしっかり準備しておけば、内見時にはとても有意義な時間を過ごすことができます。

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