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タワーマンション購入時に押さえておきたいポイント

その街を象徴するシンボルかのように、堂々とそびえるのが“タワーマンション”です。
また、そのようなタワーマンションでの生活に憧れを抱く方は、決して少なくないかと思います。
今回は、そんなタワーマンションを購入する際に押さえておきたいポイントをいくつか解説したいと思います。

タワーマンションの定義は?

“タワーマンション=高層マンション”というイメージを漠然と持っている方も多いかと思いますが、実際はどのような物件をタワーマンションと呼ぶのでしょうか?
実は、「この条件を満たしたらタワーマンション」というハッキリした定義は存在しないのです。
つまり、「〇階以上はタワーマンション」「〇階以下はタワーマンションではない」という風に、言い切ることはできないというわけです。
ただし、一般的には、建築基準法において超高層建築物として扱われるマンションが該当するケースが多いです。
超高層建築物とは、基本的には60m以上の高さを誇る建築物を指し、こちらを階数で表すと大体20階程度になります。
そのため、20階以上のマンションは、タワーマンションという扱いになるのが一般的と覚えておきましょう。
ちなみに高層マンションは、それよりも少し低い14~15階建てくらいのマンションを指す場合が多いです。

タワーマンションを購入することのメリットは?

タワーマンションを購入する際に知っておきたいのは、何と言ってもメリットについてです。
特に以下のようなメリットについては、必ず把握しておきましょう。

・眺望が良い
・アクセスに優れている場合が多い
・新築、築浅が多い
・セキュリティ性が高い
・設備が充実している
・税制面で有利

あくまで高層階の物件を購入した場合に限りますが、タワーマンションは非常に眺望が良いです。
特に広々とした物件であれば、家にいながらまるで高級ホテルのような雰囲気を味わうことができますし、眺望が良い(高さがある)ことによって、その分外部の視線を気にする必要がなかったり、害虫が入りにくかったりといったメリットも生まれます。
また、タワーマンションはアクセス環境に優れていることも多いです。
皆さんの思い描くタワーマンションは、おそらく規模の大きい駅の近くに、複数建ち並んでいるようなイメージでしょう。
そのようなイメージは間違いではなく、実際タワーマンションの多くは、駅から徒歩数分の立地に建っているケースが多いです。
中には、駅にダイレクトに繋がっている物件もあります。
その他、新築または築浅物件が多いというのも、タワーマンションのメリットの1つです。
オートロックや住戸ごとに導入されるセキュリティシステムなどが付いていることも多く、セキュリティ性に関しては非常に優秀です。
そして、タワーマンションの多くは、通常のマンションよりも設備が充実しており、共用部分に関しても豪華なケースがほとんどです。
例えば、エントランスに広々としたロビーが設けられていたり、場合によっては、入居者のみが使えるゲストルームやプールが付いていたりすることもあります。
ちなみに、タワーマンションは税制面でもメリットがあります。
タワーマンションは快適な生活環境である反面、土地評価額は決して高くありません。
そのため、固定資産税等の税制面では有利であり、相続あるいは不動産投資目的で購入される方も多いです。

タワーマンションを購入することのデメリットは?

タワーマンションにはたくさんのメリットが詰まっていますが、当然通常のマンションにはないデメリットもあります。
詳しくは以下の通りです。

・外出、帰宅に時間がかかる
・災害に弱い
・独自の規制がある

タワーマンションの高層階に住む場合は、外出や帰宅にとても時間がかかります。
エレベーターの移動時間が長いことや、1,000近い世帯が同じマンションに住んでいることなどが主な理由であり、朝の忙しい時間帯などにはストレスを感じるかもしれません。
また、タワーマンションの中には、免震構造が採用されている物件も多いですが、こちらの構造は、地震の縦揺れにはあまり強くありません。
その上、災害による停電が発生すると、当然エレベーターは停止してしまい、一時的にではあるものの、高層階に住む方は不便な生活に陥ります。
その他、タワーマンションには独自の規制も多いです。
例えば、通常のマンションでは、洗濯物をベランダに干すのが一般的ですが、タワーマンションでは、規制によって洗濯物を外に干せない場合もあります。
こちらは、景観の維持や落下の防止など、さまざまな理由から定められたルールであり、守らなければタワーマンションで生活することはできません。

まとめ

ここまで、タワーマンション購入時に押さえておきたいポイントをいくつか紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
タワーマンションは、誰もが憧れる物件というだけあって、購入費用が1億円を超えるケースも多いです。
そのため、しっかりと知るべきことを知った上で購入しなければ、後々取り返しのつかないことになるかもしれませんので、十分注意してください。

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