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意外と知らない不動産購入に関するポイントについて

不動産を購入するにあたって、事前に知識を蓄えておきたいという方は多いと思います。
しかし、自身で勉強できることには限界がありますし、細かいポイントも押さえておかないと、なかなか不動産購入はスムーズに進みません。
そのため、今回は皆さんが意外と知らない不動産購入のポイントについて解説します。

中古不動産の内装リフォームは誰がするのか?

中古不動産の内装リフォームは、基本的に購入後、買主が行います。
こちらは、リフォームに個人の趣味趣向が強く反映されることが理由です。
そのため、売主が内装リフォームをした状態で買主に引き渡すというケースはほとんどありません。
ただし、現在売主が住んでいない中古不動産の場合は、すでに売主によってリフォームされているものもあります。

購入する物件の設備はそのまま使用できるのか?

原則、新築時や分譲時に物件に付帯していた設備は、売主が売却時に取り外します。
そのため、内見時にはあった設備が、購入後に使用できないということは多いにあり得ますので、注意してください。
ただし、売主が好意でそのままにしてくれる場合もあるため、事前に不動産会社の担当者に確認しておきましょう。

不動産購入前には何件くらい内見すれば良い?

個人差はありますが、一般的には5件程度内見した後、購入する物件を決めるという方が多いです。
これより内見数が少ないと、さまざまなタイプの住宅を比較することはできませんし、逆に5件より多くなると、それぞれの物件の良いところばかりが気になり、なかなか購入する物件を絞れなくなります。

戸建てとマンション、選ぶ際の基準は?

戸建てとマンションを選ぶ際は、基本的にこだわるポイントで選ぶことをおすすめします。
例えば、立地を重視するならマンション、オリジナリティのある家に住みたいなら戸建てといったイメージです。
そうすれば、まず戸建てかマンションかはすぐに絞り込めます。
また、車を2台停めたい方は戸建てを選ぶなど、ライフスタイルと照らし合わせることも重要です。

売却理由は教えてもらえるのか?

買主が気になる不動産購入におけるポイントとして、売主の売却理由が挙げられます。
売却理由に関しては、不動産会社に依頼して調査してもらえることが多いため、必ず依頼しておきましょう。
また、買主にとって売却理由が不都合なもの(道路の建設計画により、住環境が変わる予定である等)であったとしても告知してくれるため、安心してください。

手付金はどれくらい用意すれば良いのか?

買主にとって気になる不動産購入のポイントには、手付金の金額も挙げられます。
手付金は、買主から売主に支払うもので、一般的には売買代金10%になるケースが多いです。
また、買主がもし売買契約を解除したいときは、こちらの手付金を全額放棄することで、契約を白紙にすることができます。

住宅ローンは他のローンがあると受けられないのか?

不動産を購入する際は、ほぼ間違いなく住宅ローンを利用します。
ただし、例えば車のローンなど、別のローンを返済している最中という方は、住宅ローン借入額が少なくなってしまう可能性があります。
そのため、利用できないというわけではないにしろ、住宅ローン審査の前に別のローンは完済しておくべきです。

頭金はどれくらい用意するべきなのか?

不動産を購入する際のポイントとしては、頭金の金額も挙げられます。
一般的には、頭金は購入する物件価格の20%程度用意するべきだと言われています。
ただし、頭金以外の部分は住宅ローンで賄うことになるため、多く頭金を用意するに越したことはありません。
また、頭金なしでも不動産を購入することは可能ですが、フルローンだと当然利息負担は増えますし、売却時の住宅ローン残債が物件価格より高くなってしまう可能性もあるため、あまりおすすめできません。

購入後、入居するまでの期間はどれくらい必要なのか?

不動産を購入する際のポイントには、購入から入居までの期間も挙げられます。
この期間に関しては、購入する物件にもよりますが、一般的には1~3ヶ月程度必要だとされています。
ただし、住宅ローンを利用する場合はその手続きがあるため、さらに1ヶ月かかると見込んでおきましょう。
もちろん、完成済みの新築戸建てや空室の中古不動産の場合は、即入居できる可能性もあります。

“〇〇駅から徒歩〇分”の基準は?

不動産を購入する際、その物件の情報として、“〇〇駅から徒歩〇分”と記載されていることがあります。
こちらの数字は、物件から最寄り駅までの道路距離80mあたり徒歩1分として表示されています。
また、最寄り駅からの所要時間が1分未満の場合は、1分に切り上げて記載されます。
しかし、歩行速度には個人差があるため、これはあくまで参考程度の数字だと考えておきましょう。

まとめ

ここまで、意外と皆さんが知らないであろう不動産購入のポイントをいくつか解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今後不動産購入を検討している方は、本記事で得た知識を少しでも活かしていただけると幸いです。
また、不明な点や理解できないことに関しては、逐一不動産会社に相談、質問し、その場で解決することをおすすめします。

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