魔法のリノベ～第5話の解説～
『魔法のリノベ』第4話は、小梅と桜子の戦いや、玄之介の気持ちの変化など、これから物語が大きく動いていきそうなポイントがいくつか見られました。
第5話では、また新たな案件への対応と、玄之介にとって因縁の相手とも呼べる人物が登場します。
今回は、そんな第5話のあらすじ、見どころについて解説します。
魔法のリノベ第5話のあらすじ
玄之介のもとに、元妻である雪乃と駆け落ちした弟の寅之介から一通のメールが届きます。
その内容は、玄之介を裏切った罪悪感からか、雪乃の精神状態が不安定だというものであり、あまりにぶしつけな内容に無視を決め込む玄之介でしたが、やがて寅之介は「会って話したい」と言い出します。
時を同じくして、まるふく工務店には、70歳で一人暮らしの鎌田武彦から、防犯リフォームの依頼が入ります。
数日前、侵入した泥棒を追い払った武勇伝を喜々として話す鎌田に対し、玄之介は鍵のつけ替えや防犯ガラスへの交換など、あらゆる防犯対策を進言します。
すっかり営業らしくなった息子の成長に蔵之介は喜び、玄之介が自分に追いつきたくて猛勉強していると知った小梅もまた、不覚にも、ほんの少しときめいてしまいます。
しかし、すべてがうまくいっていたまるふく工務店に突然、寅之介がやって来ます。
蔵之介は激怒し、竜之介も不快感をあらわにしますが、肝心の玄之介は妻をとられた怒りをぶつけるどころか意外な反応を見せ、そのあまりのお人よしぶりに、小梅はあきれてしまいます。
しばらくして、鎌田家の防犯リフォームが正式に決定しますが、そこへ、鎌田の娘・多田深雪が乗り込んできて、契約のクーリングオフを申し出ます。
理由を聞くと、家は売却し、鎌田は娘夫婦と暮らす予定だといいます。
しかし、鎌田本人はそれを頑として受け入れず、父と娘は激しい言い争いに。
するとそこへ、深雪が呼んだ不動産会社が家の査定にやって来ます。
玄関に立っていたのは、深雪から依頼を受けた寅之介でした。
魔法のリノベ第5話の見どころ
魔法のリノベ第5話の主な見どころは以下の通りです。
・玄之介の言葉に動揺する小梅
・身勝手な寅之介と優しい玄之介
・玄之介の強さが垣間見えるセリフ
玄之介の言葉に動揺する小梅
第4話において、玄之介から「僕のリノベーションは小梅さんと出会ったこと」という言葉をかけられた小梅は、玄之介の成長を喜びながらも、動揺した姿を見せます。
その理由としては、小梅が前の職場でのトラブルがきっかけで、恋愛に臆病になっていたことが挙げられます。
また、「このような理由で心を乱されて、仕事を失うことになるなんて愚かだ」と、自分に頭の中で言い聞かせる姿も見どころです。
身勝手な寅之介と優しい玄之介
寅之介は、玄之介から妻を奪った張本人ですが、とても身勝手であり、兄である玄之介の優しい性格につけ込み、無茶なお願いをします。
その内容は、妻が情緒不安定であるため、自分たちの結婚を許し、妻のモヤモヤを取り除いてほしいというものでした。
このような提案に、小梅たちは憤りますが、玄之介は優しい口調で寅之介を追い返します。
その玄之介の姿を見て、モヤモヤする小梅にも注目です。
玄之介の強さが垣間見えるセリフ
玄之介は、再び寅之介と二人で話すことになり、妻が情緒不安定な理由として、「妊娠したからなのでは？」と指摘します。
また、一度は優しく追い返した寅之介に対し、「俺はお前らを祝福しないが幸せになれ」「二度と顔を見せるな」と言い放ち、その場から立ち去ります。
これまでの優しい玄之介とは一変、兄としての威厳や強さが垣間見えるシーンです。
第5話のテーマである防犯リフォームについて
防犯リフォームとは、主に空き巣などの対策をしたリフォームのことを指しています。
特に、古い住宅では防犯意識が低いことも多く、新しくても立地条件が悪いと、空き巣に狙われやすくなってしまいます。
具体的な防犯リフォームの内容としては、窓、玄関、エクステリアの防犯対策が挙げられます。
窓の防犯対策には、補助鍵や防犯フィルム、格子の取り付けや、窓ガラス自体を防犯ガラスに交換する方法などがあります。
また、玄関の防犯対策としては、ピッキングを防止するディンプルキー、録画機能付きインターフォンへの交換、エクステリアの防犯対策には、砂利の敷地やセンサーライト、フェンスの設置などが挙げられます。
ちなみに、最近はIoTを利用した防犯システムも注目されています。
こちらは、玄関や窓の鍵のかけ忘れがあった場合、スマートフォンに通知が送られてくるというシステムであり、鍵やドアを交換するだけで利用できるものも増加しているため、防犯リフォームとあわせて導入を検討すべきです。
まとめ
ここまで、魔法のリノベ第5話のあらすじ、見どころなどについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか？
第5話では、玄之介にとっての重要人物である寅之介が登場し、まるふく工務店のさまざまな人物を含めたやり取りが行われました。
また、寅之介は今後厄介な存在としてドラマを盛り上げる存在であり、次回の展開には注目したいところです。
