不動産売買・投資

不動産の任意売却に関するあらゆる疑問にお答えします!

不動産の任意売却とは、売却後も住宅ローンが残ってしまう不動産を、金融機関の合意を得て売却することを言います。
今回は、そんな任意売却に関するあらゆる疑問にお答えしたいと思います。
住宅ローンを利用する以上、今後任意売却を選択する可能性はゼロではないため、気になる不動産所有者の方はぜひ参考にしてください。

不動産の任意売却に関する疑問①費用について

Q.不動産の任意売却には、費用がまったくかからないという話を聞いたことがあるのですが、本当でしょうか?

A.任意売却において、依頼者が別途費用を支払うということはありません。
ただ、厳密には無料というわけではなく、不動産会社や任意売却専門業者に支払う手数料など、任意売却において発生する費用については、物件の売却金額から差し引かれることになります。
また、仲介手数料以外にも、抵当権抹消登記料や引っ越し代ななどの費用が、売却金額から差し引かれます。
したがって、“費用がないから任意売却ができない”と考えている方は、考えを改めることをおすすめします。

不動産の任意売却に関する疑問②欠点について

Q.任意売却は競売を回避でき、費用もかからないということで、とても便利な方法に感じますが、何か欠点はあるのですか?

A.任意売却にも、もちろん欠点はあります。
1つは、金融機関に任意売却を拒否される可能性があるということです。
また、住宅ローンを滞納している物件に関して、連帯保証人などがいる場合、その保証人にも任意売却の合意を得る必要がありますが、こちらも拒否される可能性はあります。
そして、後述しますが、1度任意売却をしてしまうと、その後数年閒は住宅ローンを始め、金融機関からの借入ができなくなるため、こちらも大きな欠点だと言えます。

不動産の任意売却に関する疑問③ブラックリストについて

Q.任意売却をすると、ブラックリスト入りしてしまうというのは本当ですか?
また、ブラックリスト入りすると、生活にどのような支障が出るのでしょうか?

A.任意売却をするということは、すなわち住宅ローンの支払いを滞納しているということになるため、この情報は個人信用情報に記載されます。
これが、いわゆる“ブラックリスト入り”です。
また、ブラックリスト入りした場合、向こう5年間は新規ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりすることができません。
したがって、任意売却をするのであれば、このような生活における支障を許容した上で行う必要があります。

不動産の任意売却に関する疑問④自己破産との関連性について

Q.多額の借金の返済が難しくなり、弁護士の方に債務整理(自己破産)を勧められました。
ただ、自己破産をすると連帯保証人に迷惑をかけてしまうため、できれば避けたいです。
不動産の任意売却をすれば、自己破産は避けられると聞いたのですが、果たして本当でしょうか?

A.程度にもよりますが、任意売却をすれば、自己破産を避けられる可能性は高くなります。
自己破産を望んでいない方のほとんどが、不動産の任意売却をすることによって、自己破産することなく、新たな人生をスタートさせています。
ただ、住宅ローンの滞納以外にも、消費者金融やカードローン、キャッシングなど、多額の債務があるという方は、自己破産をした方が新たな人生をスタートさせやすい場合もあります。
それでも、自己破産はあくまで最終手段だと考えておくべきでしょう。

まとめ

ここまで、不動産の任意売却に関するあらゆる疑問にお答えしましたが、いかがだったでしょうか?
不動産の任意売却は、経済的に苦しんでいる方にとっての選択肢のため、利用の際の費用に悩むということはありません。
ただ、金融機関や保証人の合意がなければ実践できないこと、任意売却後にはブラックリスト入りしてしまうことは留意しておいてください。

カテゴリーで探す

弊社代表著書

弊社代表・中川祐治執筆書籍 「底地・借地で困った時に最初に読む本」 好評発売中です!

底地・借地で困った時に最初に読む本の表紙

全国の有名書店や
Amazonで絶賛発売中!

底地・借地で困った時に最初に読む本
多くの反響をいただいております! amazon売れ筋ランキング3冠獲得(2020年12月20日現在)

各種資料ダウンロード
していただけます

  • 金銭消費貸借契約書
  • 土地交換契約書(等価交換)
  • 土地交換契約書(交換差金あり)
  • 解約合意書(借地)
  • 建替え承諾願い書、建替え承諾書
  • 私道の相互利用に関する合意書
トップへ