みなさんは、相続時に持っている資産の全てが課税対象になると思っていませんか?

実は、課税対象とならない資産があるのです。

要は、控除可能な資産もあるということです。

今回は、非課税資産と相続税に関する知識をお伝えしましょう。

非課税資産とは何を指すのか?~相続税対策として購入すべき物とは?~

ところで、非課税資産の購入における節税対策を知る前に、そもそもどんな資産が相続税対策になるのか覚えているでしょうか?

非課税となる資産は、意外と多いですよね。

簡単にですが、対象資産を上げてみると次のような物が挙げられます。

・生命保険金や死亡退職金の一部
・公共事業用の資産
・自治体等への寄付金
・心身障害者共済制度の給付金を受ける権利
・皇嗣が受け継ぐ物
・個人経営の幼稚園、聾学校、盲学校、養護学校の資産
・お墓や仏壇等の祭具関係

上記の項目の中で、私たちの生活に一番関わりのある資産は、生命保険関係の他に、お墓や仏壇等の祭具関係になるでしょう。

終活等をきっかけに、自宅に仏壇等を設置したり、お墓の購入を検討したりする人はいますよね。

一見すると、課税対象の資産として考えてしまいますが、お金や不動産とは違っていることを覚えておいて下さい。

仏壇等が非課税資産となる理由や相続税の課税における注意点

ところで、仏壇等はなぜ非課税資産として、相続税の対象外になるのでしょうか?

これらは、頻繁に購入する物ではありませんから、あまり考えたことがないですよね。

その理由や相続税における注意点について、ここではお話ししたいと思います。

①非課税資産である理由
②生前に購入する時の注意点

上記2点について、見ていきましょう。

①非課税資産である理由

仏具関係が非課税である理由は簡単です。

これらは、宗教的な意味合いで大切な物になることに間違いはありませんよね。

宗教上の必需品は、お金以上に大切なことになるでしょう。

そのような物に対して課税することは、通常の資産と比べると意味が違うと思いませんか?

また、お墓や仏壇は、故人に対して祈るといった、感情的な部分にも関わってきます。

確かに、お墓や仏壇等にはそれなりの費用がかかりますが、それらを節税だからという目的で購入することはないですよね。

あくまでも、儀礼や故人に対しての礼儀として用意する物といった意味合いが強いでしょう。

このような事情から、非課税資産の一つとして考えられているのです。

もちろん、この内容は民法上に規定されていますので、根拠のない規定ではありませんからご安心下さい。

②生前に購入する時の注意点

次は、購入をする際の注意点になります。

・生前に購入した物に対して有効
・支払いは絶対に生前に済ませておく
・高価すぎる物だと課税対象になることも

上記3つについて、簡単にご説明したいと思います。

生前に購入した物に対して有効

まず、お墓等が非課税資産として扱われるためには、「生前」に購入することが必要になります。

なぜかというと、相続税法上で生前と死後では、資産の扱いが違うとする規定があるからです。

いつどうなるか分からないから、死後に購入でもいいやと考えていると、せっかくの非課税枠を使えなくなってしまいますよね。

そのため、生前に検討し、購入をしておくことが勧められているのです。

それ以外にも、生前に購入しておくと、好きな場所や入りたいお墓を本人が決めることができますので、被相続人のニーズを叶えることができるでしょう。

何より、中国では生前墓を縁起が良い物と考えますので、早い段階で購入しておくことは悪い事ではありません。

年々、終活について考える人は増えていますから、早すぎることはないでしょう。

支払いは絶対に生前に済ませておく

2つ目の注意点は、支払いに関することです。

お墓等は高価な物ですから、ローンで支払いをする人もいますよね。

しかし、全部の支払いが負わないうちに亡くなってしまうと、非課税資産として認められなくなってしまうのです。

ですが、人のタイミングを私たちは操作できませんよね。

この場合の対処法としては、一括で支払いを済ませてしまうか、ローンを利用しても早めに支払いが終わるようにしておくことです。

どのような形でも、生前に支払いが終わっていれば問題ありませんから、家計状況と相談しながら進めていくといいですね。

高価すぎる物だと課税対象になることも

最後の注意点は、あまりにも高価な商品になると、課税対象になってしまうことです。

例えば、仏壇等を購入する際に、豪華にしたいという思いから、金等を利用した装飾がついている物を購入したとしましょう。

親族からすると、故人のためにという思いで購入したかもしれませんが、豪華すぎるとかえって非課税枠を利用しているのでないかと怪しまれてしまうのです。

お金持ちでない一般人からすると、祭具にはある程度の価格帯や雰囲気がありますよね。

非課税枠を利用する場合は、豪華すぎず、一般的な範囲内の祭具を選ぶようにして下さい。

まとめ

今回は、非課税資産の購入で相続税対策ができることをお伝えしました。

祭具関係の購入は、人生において多くありませんが、購入時の費用は高額になりますよね。

大切な物だと分かっていても、費用的に厳しかったり、その後の相続税の支払いが大変になったりする家庭もあるでしょう。

祭具の購入のタイミングは難しいですが、生前だと得られるメリットが多いことを覚えておいて下さいね。