不動産売買・投資

不動産投資をすべき理由とおすすめの方法について

不動産投資は、近年の日本の状況を考えたときに、必要不可欠なものだといえます。
また、不動産投資と一口にいっても、初心者なのか上級者なのかによって、おすすめの方法は変わってきます。
今回は、不動産投資をすべき理由、そして初心者や中級者、上級者に向いている不動産投資の方法について解説しましょう。

不動産投資をすべき理由について

まずは、なぜ不動産投資をすべきなのか、なぜ現代において必要不可欠なのかについて解説したいと思います。
理由は主に以下の3つです。

①将来の不安を払拭するため
近年は、たとえ全国的に名の知れた大企業であっても、大規模なリストラが行われたり、赤字が出たりするケースがよくあります。
また、企業の経営不振は、単なる不景気だけでなく、不祥事が原因となることも珍しくありません。
したがって、どれだけ実績のある企業に所属する方であっても、将来の不安を払拭するためには、不動産投資で少しでも蓄えを増やす必要があるのです。

②年金を確保するため
皆さんは、“老後2,000万円問題”というものをご存知でしょうか?
これは、金融庁のレポートで公表されたもので、「日本国民が平均寿命まで暮らすには、公的年金だけでは2,000万円不足する」という問題のことを指しています。
つまり、たとえ年金をもらえる年齢になっても、それ以外に蓄えがなければ、十分な老後生活が送れないというわけですね。
したがって、不動産投資は“私的年金”の役割も果たすことになるのです。

③銀行預金は金利が低いため
今から数十年前は、銀行預金だけでもかなりの貯蓄増が見込めました。
ただ、現在の日本は超低金利であり、銀行に資金を預けるだけでは、ほとんど蓄えを増やすことができません。
そのため、銀行に数千万円単位の資金を預けているという方は、その資金で不動産投資をする方が、よっぽど効率的に貯蓄を増やしていけるでしょう。

初心者に向いている不動産投資の方法

では、初心者に向いている不動産投資の方法には、一体どんなものが挙げられるでしょうか?
いくつかおすすめのものを見ていきましょう。

①区分マンション投資
初心者に向いている不動産投資の方法といえば、なんといっても“区分マンション投資”ですね。
区分マンションの価格帯は、1,000万円~2,500万円のものが多く、安いものでは1,000万円を下回るケースもあります。
したがって、すでにある程度貯蓄がある方は、ローンを組まなくても購入できる可能性があります。
管理するのは1室だけのため、複数の入居者からのクレームに対応する必要もありません。

②戸建て物件投資
初心者におすすめの不動産投資の方法には、“戸建て物件投資”も挙げられます。
文字通り戸建て物件を購入し、それを1つの世帯に貸し出すという方法ですね。
戸建て物件は、区分マンションに比べて取得費用が高くなるケースが多いです。
ただ、1度入居者が決まると、長期間入居してもらえる可能性が高く、その間は継続して安定収入が得られます。
この点が、初心者におすすめの理由です。

③REIT
初心者におすすめの不動産投資の方法としては、“REIT”も挙げられます。
これは、“不動産投資信託”というもので、投資家から集めた資金で複数の不動産を購入し、物件の賃料収入を投資家に分配するという仕組みです。
ちなみに、REITを運用するのは投資家自身ではなく、不動産投資のプロです。
そのため、時間や知識がなくても、安定した利益を得たいという初心者の方にはピッタリだといえます。

中級者に向いている不動産投資の方法

続いては、不動産投資を少しかじったことがある程度、つまり中級者の方に向いている不動産投資の方法を見ていきましょう。

①地方築古アパート投資
中級者におすすめの不動産投資の方法としては、まず“地方築古アパート”での投資が挙げられます。
地方の築古アパートは、都市部のものと比べて極端に取得費用が安いです。
そのため、利回りも必然的に高くなります。
ただ、エリアによっては入居者付けにかなり苦戦する場合があるため、ある程度不動産投資の知識を持った中級者の方が実践すべきだといえますね。

②駐車場、駐輪場投資
中級者におすすめの不動産投資の方法には、“駐車場”または“駐輪場”での投資も挙げられます。
これらは比較的安い初期費用で始められる不動産投資であり、マンションやアパートと比べて転用性も高く、万が一失敗しても少ない損失で住むというメリットがあります。
ただ、マンションやアパートと比べて税制面の優遇は乏しく、小規模なものの場合、それほど多くの利益は上げられません。
したがって、駐車場または駐輪場投資で十分な利益を上げるためには、立地戦略等の知識がある程度必要になるでしょう。

上級者に向いている不動産投資の方法

最後に、上級者に向いている不動産投資の方法には、どんなものがあるのかを見ていきましょう。

①一棟マンション投資
上級者に向いている不動産投資の方法としては、やはり“一棟マンション投資”が挙げられます。
この方法は、区分マンション投資とは違い、マンションを一棟丸ごと購入するため、非常に多くの予算が必要となります。
エリアにもよりますが、土地代も含めると1度に億単位の資金を投資することになるため、失敗した場合のリスクも必然的に大きくなります。
ただ、区分マンションと比べたとき、予算に対して多くの部屋数を確保できるため、十分な不動産投資の知識を持っていれば、高利回りや高い利益を実現することができます。

②商業ビル投資
上級者に向いている不動産投資の方法には、“商業ビル投資”も挙げられます。
この場合、物件を貸し出す相手(借主)は個人ではなく、法人や店舗の経営者ということになりますね。
オフィスあるいは店舗の賃料は、単価で考えるとマンション、アパートよりも金額を高く設定できます。
そのため、必然的に利回りは高くなります。
ただ、事務所や店舗の場合、1度空室が出ると数ヶ月程度埋まらないことがほとんどです。
場合によっては、年単位で空室ができることもあるため、これまで不動産投資の経験があり、結果を残している方でないと、実践するのは難しいでしょう。

③民泊経営
上級者に向いている不動産投資の方法としては、“民泊経営”も挙げられます。
元々は“民家に宿泊すること”を意味していた民泊ですが、現在は個人の自宅、あるいは収益物件に観光客を泊めることを民泊と呼ぶようになりました。
また、民泊は自宅でも実践可能なことから、物件の取得費を一切かけずに始められる可能性があります。
つまり、実践する方によっては、賃貸経営よりも参入が容易になるということですね。
ただ、民泊経営には、年間営業日数の上限があり、宿泊者が近隣住民とトラブルを起こす可能性もあるため、ハッキリいって経営には手間がかかります。
そして、売上に大きな波があるというところも、民泊経営の難しいところですね。
特に、現在は新型コロナウイルスの影響で、全国的に観光客が減少している傾向にあるため、経営には苦戦することが予想されます。
したがって、時間に余裕があり、なおかつ知識も豊富な上級者の方でないと、民泊経営を成立させるのは難しいでしょう。

まとめ

ここまで、不動産投資をすべき理由、そして初心者、中級者、上級者に向いている不動産投資の方法をそれぞれ解説してきました。
不動産投資をスタートさせ、少しずつ規模を大きくしていく際には、初心者向け⇒中級者向け⇒上級者向けという流れで進めていくのが望ましいです。
もちろん、分散投資を目的とした、他の投資商品の運用も検討すべきです。

カテゴリーで探す

弊社代表著書

弊社代表・中川祐治執筆書籍 「底地・借地で困った時に最初に読む本」 好評発売中です!

底地・借地で困った時に最初に読む本の表紙

全国の有名書店や
Amazonで絶賛発売中!

底地・借地で困った時に最初に読む本
多くの反響をいただいております! amazon売れ筋ランキング3冠獲得(2020年12月20日現在)

各種資料ダウンロード
していただけます

  • 金銭消費貸借契約書
  • 土地交換契約書(等価交換)
  • 土地交換契約書(交換差金あり)
  • 解約合意書(借地)
  • 建替え承諾願い書、建替え承諾書
  • 私道の相互利用に関する合意書
トップへ