不動産投資をするなら導入したい設備を種類別に紹介します
不動産投資を成功させるにあたって、物件に導入する設備は重要な役割を果たします。
ある設備が付いていることが決定打となり、希望者が入居を決めるというケースも少なくありません。
したがって、今回は不動産投資をするなら導入したい設備について、種類別に紹介していきたいと思います。
絶対に導入すべき設備
まずは、物件の種類やターゲットの層に関わらず、不動産投資をするなら絶対に導入すべき設備をいくつか見ていきましょう。
①モニター付きインターホン
不動産投資をするなら、モニター付きインターホンは絶対に導入しましょう。
理由は言うまでもなく、どの層にも需要がある設備であるからです。
モニターが付いていれば、オートロックを解除したり、ドアを開けたりする前に来訪者の顔をチェックできるため、防犯アイテムの1つとして必要としている方は多いです。
②独立洗面台
独立洗面台も、不動産投資をするなら絶対に導入すべき設備の1つです。
こちらは、女性に人気があるというイメージですが、極端に独立洗面台を嫌う方はそういないため、導入しておいて損はないでしょう。
ちなみに、独立洗面台の周りにゆったりとしたスペースを確保できれば、より入居者にとって使い勝手の良いものとなり、需要は増加します。
③温水洗浄便座
温水洗浄便座も、不動産投資をするなら絶対に導入すべき設備です。
近年は、「温水洗浄便座がなければトイレができない」というような方も多く、今後も需要が減ることはまずないでしょう。
④照明
賃貸物件のオーナーの中には、室内に備え付けの照明を設置していない方もいますが、これは絶対に導入すべきです。
なぜなら、照明器具の購入費用が節約できるというのは、入居者にとって非常に魅力的であるからです。
例えば、大きめのシーリングライトなどを購入する場合、1つで5,000円前後かかることもあり、部屋数が多ければこの費用も大きくなります。
したがって、オーナーはできるだけ照明を備え付けておき、入居者に初期費用が節約できることをアピールしましょう。
⑤風呂・トイレ別
不動産投資をするなら、風呂とトイレは必ず別にしましょう。
単身者の方の中には、「風呂トイレが一緒でも良い」と考える方もいますが、「風呂トイレが別々は嫌だ」と考える方はそういません。
したがって、たとえそれぞれの規模が小さくなったとしても、風呂とトイレは別々に設置するべきでしょう。
単身者向け物件で導入すべき設備
続いては、単身者がターゲットの不動産投資をするオーナーが導入すべき設備を見てみましょう。
①無料インターネット
単身者がターゲットの不動産投資をする場合に導入すべき設備としては、まず無料インターネットが挙げられます。
単身者の方の中には、ネット環境を重視する方が多く、他の設備が整っていたとしても、無料インターネットがなければ入居を見送られてしまう可能性が高いです。
②浴室乾燥機
単身者がターゲットの不動産投資をする場合に導入すべき設備には、浴室乾燥機も挙げられます。
普段働いている単身者の方は、なかなか洗濯物を干す時間がないことも多く、すぐに洗濯物を乾かせる浴室乾燥機はとても重宝されます。
また、女性の単身者の中には、室外に下着等を干すことに抵抗がある方も多く、そのような方にとって、浴室乾燥機は魅力的に映るでしょう。
③オートロック
オートロックは、幅広い層に需要がある設備ですが、特に単身者の女性に選ばれることが多いです。
中には、オートロックが付いていることを絶対条件に物件を探すという方も少なくありません。
④ウォークインクローゼット
単身者がターゲットの不動産投資をする場合に導入すべき設備には、ウォークインクローゼットも挙げられます。
特に、洋服やカバンなどを多く所有する女性は、ウォークインクローゼットに魅力を感じてくれるでしょう。
⑤宅配ボックス
単身者の方は、日中家を空けていることが多く、なかなか宅配の荷物を直接受け取ることができません。
したがって、いつでも荷物を受け取れる宅配ボックスを導入すれば、入居者の増加が期待できます。
⑥防犯カメラ
オートロックとセットで導入したいセキュリティ設備が防犯カメラです。
設置台数が多いほど、セキュリティを重視する単身者の方に好まれるでしょう。
⑦24時間利用できるゴミ捨て場
単身者の学生などは、不規則な生活をしていることも多く、「自由にゴミ出しをしたい」と感じている方も多いです。
したがって、単身者をターゲットに不動産投資をするのなら、24時間ゴミ出しが可能なゴミ捨て場を設置しましょう。
ファミリー向け物件で導入すべき設備
最後に、ファミリー向けに不動産投資をする際、導入すべき設備を紹介したいと思います。
①追い炊き機能付きの浴槽
ファミリー向けに不動産投資をする際、導入すべき設備には、追い炊き機能付きの浴槽が挙げられます。
ファミリー世帯の中には、どうしてもそれぞれの生活リズムがバラバラになってしまうところも多く、そのような世帯では、全員が沸かしたてのお風呂に入るのが難しくなります。
そんなとき、追い炊き機能があれば、いつでも温かいお風呂に入ることができるため、魅力を感じてもらえるでしょう。
②アイランド型キッチン
幼い子どもがいるファミリー世帯をターゲットにするのであれば、アイランド型キッチンの導入もおすすめです。
アイランド型キッチンとは、壁に設置していない、完全に独立したキッチンのことをいいます。
キッチンの周りを歩くことができる上に、キッチンからリビングで遊んでいる子どもの状況もチェックしやすいため、ファミリー世帯にはとても受けが良いです。
③ホームセキュリティ
ファミリー向けに不動産投資をする際、導入すべき設備としては、ホームセキュリティも挙げられます。
これは、住宅内に取り付けたセンサー器具等が火災やガス漏れ、不審者の侵入などの異常を検知し、警備会社に自動通報されるシステムをいいます。
幼い子どもがいるファミリー世帯、または高齢者の方がいるファミリー世帯などには、非常に需要が高い設備ですね。
④床暖房
床暖房は、ファミリー世帯の一家団欒をとても快適にする設備です。
また、導入している賃貸物件はそれほど多くないため、他の物件との差別化を図るという意味でも、オーナーは導入を検討してみましょう。
もちろん、冬場の寒さが厳しいエリアの賃貸物件では、必ず導入すべき設備だと言えます。
その他の導入すべき設備・サービスについて
不動産投資をする際、オーナーに導入を検討してほしい設備やサービスには、他にも以下のようなものが挙げられます。
• ディンプルキー、カードキー
• ゲストルーム
• コンシェルジュサービス
• フィットネスジム
• ディスポーザー
• ビルトイン食器洗い乾燥機
• 浄水器一体型混合水栓
• ミストサウナ付き浴室換気乾燥機
• 節水式トイレ
• 太陽光発電
• IHクッキングヒーター
• 複層ガラス など
もちろん、すべてを導入しようとすると莫大なコストがかかるため、ターゲットや立地、費用対効果などを考えながら、必要なものを効果的に導入していきましょう。
まとめ
ここまで、不動産投資をするなら導入したい設備について、種類別に細かく紹介してきましたが、いかがでしたか?
賃貸物件の設備は、豊富であればあるほど良いですが、闇雲に導入すべきではありません。
まずは、不動産投資におけるターゲットを明確にし、優先順位を付けた上で適宜設備を導入する必要があります。
そうすれば、必ずターゲットにとって魅力的な賃貸物件が出来上がるでしょう。