不動産売買・投資

不動産売却において気を付けるポイントをカテゴリ別に解説!

不動産売却には、気を付けなければいけないポイントが数多く存在するため、ただ漠然とポイントを押さえようとすると、頭が混乱してしまう可能性があります。
したがって、今回は、不動産売却において気を付けるべきことを覚えられるように、カテゴリ別にポイントを解説したいと思います。
ぜひ参考にしてください。

不動産売却において気を付けるべきポイント①物件におけるポイント

売却する物件におけるポイントとしては、まず現況と登記内容の違いが挙げられます。
物件の現況と登記内容が異なると、買い手とのトラブルに繋がりかねないため、売却前にしっかり公図を取得し、境界や土地の形状などが認識と同じかどうかを確認しましょう。
また、売却する土地が、建築基準法上どのような扱いになるのかについても、売却前に把握しておくべきです。
現在建っている建物が、以前の建築基準法に基づいて建てられたものであっても、1度解体してしまうと、現行の建築基準法に基づいた建築をしなければいけないためです。
つまり、解体後の建物の方が、多くの規制を受ける可能性もあるということです。

不動産売却において気を付けるべきポイント②査定価格におけるポイント

査定価格におけるポイントとしては、多くの意見を参考にするために、複数社に依頼することが挙げられます。
そうすることで、より市場の反応が良く、早めに売り抜けやすい価格で売り出せる可能性が高くなります。
また、査定価格をしっかり比較検討するだけでなく、どのような方法で不動産売却をするのかについても、熟考しなければいけません。
不動産売却には、主に仲介と買取りの2種類があります。
仲介を選ぶのであれば、複数の不動産仲介業者、買取りを選ぶのであれば、複数の買取り業者に査定価格を算出してもらいましょう。

不動産売却において気を付けるべきポイント③支出におけるポイント

不動産売却をする際には、さまざまな支出が発生しますが、中でも大きなパーセンテージを占めるのが、不動産仲介業者に支払う手数料です(仲介を選択する場合)。
また、その他にも、売却益を得た際に課税される譲渡所得税、売買契約時に必要になる印紙税、所有権を移す際に発生する登録免許税など、さまざまな支出があります。
ちなみに、これは不動産を売却する際、もしくは売却後に発生する支出であり、もっと言えば、“不動産を売れる状態に持っていくまで”に発生する支出というものもあります。
具体的には、リフォーム代やリノベーション代、測量費などが挙げられます。
不動産売却を検討するなら、これらの支出に備えて、早いうちから資金を蓄えておくべきです。

不動産売却において気を付けるべきポイント④契約後、引渡し時におけるポイント

不動産の売買契約が結ばれた後は、所有権移転登記の書類集めなど、すぐに引渡しに向けた準備をしなければいけません。
気付いたら引渡し前日になってしまい、準備が間に合わなかったというケースも決して少なくないので、注意が必要です。
また、引渡しに向けた準備には、もちろん売主の転居も含まれます。
引渡しまでに転居先を決定し、荷物を運び出しておかなければ、期日に問題なく不動産を引き渡すことができません。
これらの準備や行うべきことを行わず、期日を過ぎてしまうと、債務不履行となり、余計な支出が発生してしまうだけでなく、後味の悪い不動産売却となってしまいます。

まとめ

今回は、不動産売却において気を付けるポイントをカテゴリ別に解説しました。
少し駆け足になってしまった感は否めませんが、理解していただけたでしょうか?
今回解説したポイントを押さえておけば、とりあえず不動産売却において、大きな損害が発生したり、大きなトラブルに巻き込まれたりすることはありません。
売り手と買い手が、スッキリした気持ちで締結できる不動産売買を目指しましょう。

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