地主の中には、借地権者から支払われる地代で利益を上げられない底地を保有し続けている方もいます。
そういった底地を保有し続けた場合、地主は後々損をしてしまうかもしれません。
したがって、なるべくその底地を売却する方向にシフトしていくべきと言えます。
具体的な方法を紹介しましょう。

地代で利益を上げられない底地を持ち続けてしまう地主とは?

地主は底地を借地権者に貸し出す代わりに、地代を受け取ることができます。
ただ底地は、地主の親の代からずっと借地契約を結んでいる場合もあります。
もっと言えば、先代のさらに先代から貸し出している場合も考えられます。
そのような底地を所有している地主は、何十年も地代を支払ってもらっている借地権者に対して、いまさら地代の値上げをしにくいという状況に陥ります。
また契約当初から1度も値上げされていないのであれば、地代で利益を上げられない底地を持ち続けることになるでしょう。
ではそのような底地を保有し続けることによって、地主はどのように損をしてしまうのでしょうか?

地代で利益を上げられない底地は売却するべき!こんなところで損をする

地代によって利益が上げられる底地は、持ち続けることによって資産を増やすことができます。
また賃貸経営と違って建物を保有していないため、建物の修繕や空室のリスクなども関係ありません。
ただ底地を持ち続けると、相続の際に損をしてしまう可能性があります。
相続税は相続税評価額という数字に基づいて課税額が決定しますが、底地の実際の売却価格が相続税評価額を上回るということはほとんどありません。
つまり本当は50の価値しかない底地でも、相続の際は100の価値があると見なされ、それに応じて相続税を支払わなければいけないのです。
もし地代が高い底地を保有していれば、相続までに持ち続けることで多くの収入を得ることができ、多額の課税にも対応しやすくなります。
ただ地代で利益を上げられない底地であれば、地代でほとんど利益を上げられない上に、相続税を支払う際に多額の支出が必要となるのです。
したがって地代で利益を上げられない底地は早急に売却し、多額の相続税がかかる前に現金化しておく方がいいということです。

地代で利益を上げられない底地はどうやって売却すればいいの?

地代で利益を上げられない底地を売却する前に、まずは地代の値上げ交渉をしてみましょう。
これまで地代の値上げをしなかった借地権者への打診はしにくいかもしれませんが、値上げができれば、少なくとも底地の保有で上げられる利益は増加します。
ただ先代やそのまた先代から底地を貸し出している場合、借地契約の契約書が存在しないというケースが考えられ、借地権者が地代の値上げに応じてくれない可能性もあります。
もし地代の値上げが難しいと判断される場合、売却の打診をしてみましょう。
底地の相続税評価額程度の価格で売却できれば、申し分ありません。
借地権者が購入費用を持ち合わせておらず、売却が難しいという場合は、すぐに第三者の投資家、買取業者への売却に切り替えましょう。
第三者に底地を売却する際は、まず売却価格の査定をしてもらう必要があります。
底地は時間が経つとともに、徐々に価値が下がります。
したがって、過去に底地を査定してもらった経験がある地主でも、必ず売却前にもう1度査定をしてもらいましょう。
またもし納得いかない価格を提示されたとしても、地代で利益を上げられない底地なのであれば、多少の妥協はやむを得ないでしょう。

まとめ

底地を売却するための手続きは、決して簡単なものではありません。
また売却先がなかなか決まらなければ、より煩わしい作業となるでしょう。
ただそれでも、地代で利益を上げられない底地を持ち続けるほど効率の悪いことはありません。
早めに対処すれば、思いの外高い価格で売却できるかもしれませんので、ぜひ検討してください。

 

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