不動産を等価交換することで得られる3つのメリット
所有している不動産の処分を検討した時に、売買や借地として貸しに出すことを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、等価交換という方法もあることを知っておく必要があるでしょう。
等価交換というのは、土地は土地同士、建物は建物同士のように価格や価値が等しいものを交換することをいいます。
例えば、不動産会社がマンションの建設をするにあたって、地主様がその土地を提供することで、土地評価額相当の建物の一部と、土地の共有持分を取得することが出来るということです。
このように、不動産を等価交換することで得られる3つのメリットについて紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい。
1. 自己資金が無くても問題は無い
土地を提供する以上、特に資金を集める必要も無く、マンションのような建物を取得することが出来ます。
例えば、そのマンションが全部で30室あり、その内の10室が地主様の所有ということになれば、1部屋は自分達家族が住み、残りの9室は賃貸として貸しに出すということも出来るようになります。
ローンを組まずにマンションを手に入れる事が出来るというのは大きなメリットであると言えるでしょう。
2. 土地を有効活用出来る
所有している土地が大きいということは、その土地を使い切れずに持て余していることも十分考えられます。自分の子供に相続をした所で、子供は都会に出てしまって帰ってくるようなことは無い場合もあるでしょう。
このように所有している土地を持て余している場合や、相続をしても使い道が無い場合は等価交換をしてマンションの建設を検討してみた方が良いと言えます。
その地域に住みたがっている人も大勢いるかもしれませんので、社会に貢献できることでしょう。
3. 建設前なので間取りや内装に融通が利く場合がある
等価交換でマンションを建設することになった時は、マンションの一部は地主様の所有物ですので、その部分については間取りや内装、設備仕様など自分の好きなようにすることが出来るかもしれません。
ただ、建築するということはあらゆる法律が絡んでくる部分でもありますので、全ての希望が通るわけではありませんが、建築前ですので希望に近い形にはしてくれることでしょう。
不動産を等価交換することで得られる3つのメリットについて紹介してきましたが、所有している土地を持て余しているのであれば、マンションの建設を検討してみるのも一つの手段であると言えるでしょう。