借地において賃料の相場はどのように決められているのか?
みなさんは、土地を貸したことがありますか?
多くの人は土地を借りる側だと思います。
毎月毎月、賃料を支払って大変なことと思います。
しかし、土地を貸している地主さんも大変なこともあるのです。
今回は、地主さんの頭を悩ませる借地の賃料の相場について説明していきたいと思います。
借地の賃料の相場はどのようにして決まるのか?
借地の賃料というのは、地主さんが決めることが多いですが、相場はある目安に基づいて決められていることが多いのです。
それは、土地にかかってくる固定資産税や都市計画税などの税金の金額によって決められていることが多いのです。
固定資産税は一年でも結構な額を納めることになるのでその金額に応じた賃料を徴収しないと地主側がかなりの負担を強いられることになってしまいます。
その固定資産税の納付額は、役所から通知が届くと思います。
では、その通知を元にどのようにして決めていけば良いのでしょうか?
一般的には、その固定資産税などの税金の金額の2~3倍という金額を設定することが多いようです。
ただしこれは一年単位での計算になります。
一年で払う税金が50万円なら、その2~3倍の100~150万円を一年で支払っていくことになります。
よってそこから一ヶ月あたりの賃料を算出することが出来るのです。
借地の賃料の相場はあくまでも一般的な価格に過ぎない
上述したように、一年あたりの借地の賃料の相場は、その土地にかかる固定資産税などの税金のおよそ2~3倍の価格になると言うことをお話ししました。
では、いつでも2~3倍になるのかというとそうではありません。
そこはあくまで一般的な計算式に過ぎず、その土地土地によって価格は変動することが多いのです。
その変動する価格を判定できるのが不動産鑑定士です。
不動産鑑定士は、れっきとした国家資格なので、安心して任せることが出来ます。
さらに不動産鑑定士の中でも、土地の評価が得意、リーズナブルな料金で行ってくれる、知識が多岐にわたる、などの条件を兼ね備えている人を選ぶとなお良しとなります。
依頼すると、不動産鑑定士は様々な情報や期待できる収益などを予測して正確な地代を計算してくれます。
まとめ
借地の賃料の相場は一般的に、その土地の固定資産税などの税金から算出することが出来ます。
一般的には、税金額の2~3倍とされています。
しかし、それは一般的な価格に過ぎません。
より正確な値を計算するためには、不動産鑑定士に依頼して価格を計算してもらうことが必要になります。
それを行うことによってしっかりと損をすることなく自分の土地の地代を徴収することができます。