不動産売買・投資

【不動産用語集】住宅にあると便利な設備とその意味について

今後マイホームの購入を検討している方は、できる限り長期間住むことができる、快適な住宅を求めていることかと思います。
また、快適な住宅には、生活をするにあたって便利な設備が必要不可欠です。
ここからは、住宅にあると便利な設備とその意味について解説したいと思います。

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターは、日本語では電磁誘導加熱器と訳されるもので、住宅ではガスコンロの代わりに、こちらが付帯していることがあります。
トッププレート(結晶化ガラスなどの板)の下に、磁力発生用コイルを敷いたものであり、トッププレート上に鉄製の鍋を置いた状態でコイルに電流を流すと、電磁誘導によって鍋底に電気抵抗が生じ、これによって鍋底が加熱されます。
このような原理により、鍋底全体を直接加熱するため、周囲への空気が逃げにくく、熱効率は80%以上と高いです。
ただし、電子誘導によって加熱を行うため、磁力の影響を受けやすい鉄製のフライパンやステンレス鍋などを使用する必要があります。
アルミ鍋や銅鍋、土鍋などは使用することができません。

アイランドキッチン

アイランドキッチンは、壁に接することなく、独立して設置されたキッチンです。
部屋の中で島(Island)のような形になることが名前の由来です。
アイランドキッチンは、対面型のキッチンであるとともに、ダイニングルームやリビングとつながった形式であるオープンキッチンでもあります。
そのため、開放感やコミュニケーション性には優れていますが、設置するには部屋の広さや、強力な換気設備が必要とされています。
ちなみに、アイランドキッチンと似たキッチンの形式にペニンシュラキッチンというものがありますが、こちらは一端のみ壁に接する形を指しています。

ウォークスルークローゼット

ウォークスルークローゼットは、2つの出入口が設けられた、通り抜けができるクローゼットです。
こちらには、別の部屋や廊下とつながることで、動線がスムーズになり、回遊性が高まるという特徴があります。
寝室のほか、キッチンやシューズクロークと廊下などに採用されることもあります。
また、2方の扉を開けて風を通すことにより、空気がこもらず、換気をすることもできます。
ただし、通路として使用するための幅が必要になることから、ウォークインクローゼットなどと比べると、実際にものを収納できるスペースが少なくなる傾向にあります。

シーリングファン

シーリングファンは、室内の空気を循環させるために、天井に取り付けられる扇風機です。
暖かい空気は天井側に上昇し、冷たい空気は床側に降下するため、空間の上下で寒暖差が生じますが、シーリングファンで空気を循環させることにより、室内の空気を一定に保つことができます。
また、これにより冷暖房のムラを防ぐことができたり、部屋干しが乾きやすくなったりする効果もあります。
ちなみに、シーリングファンは、天井が高い部屋や居室、吹き抜けなどに設置され、インテリアとしても用いられます。

スマートロック

スマートロックは、鍵の部分に通信可能な機器を設置し、スマートフォンやその他の器具によって施錠、開錠を可能にした鍵、またはそのシステムです。
ICカードや専用のカードキー、スマホアプリなどで鍵の開け閉めができるほか、遠隔操作での施錠や開錠も可能です。
通常の鍵と違い、ピッキングなどの被害に遭う心配はありません。
また、オートロック機能を備えたものもあり、スマホアプリを使用するスマートロックの場合は、開錠履歴が残ったり、鍵の閉め忘れが確認できたりと、さまざまな機能を搭載していることが多いです。
ちなみに、スマートロックには後付け型と交換型があり、後付け型は現在あるサムターン部分に被せるだけで使用することが可能で、交換型は扉に穴を開け、機器を取り付ける必要があります。

ディスポーザー

ディスポーザーは、キッチンの排水口部分に取り付ける生ゴミ粉砕装置です。
こちらには、排水を処理装置で分解し、下水道に流すディスポーザー排水処理システムと、排水をそのまま下水道管に流し、下水処理場で微生物処理する直接投入型ディスポーザーがあります。
また、専用排水管で処理槽まで運び、微生物の働きで処理する生物処理タイプと、機械装置によって固体と液体に分け、液体を下水道に流し、固体は乾燥させるなどで容積を減らし、ゴミとして処分する機械処理タイプに区別することもできます。
こちらを設置することにより、シンクに生ゴミが残らないため、キッチンの悪臭の原因がなくなります。
その他、ゴミを減らすことができ、掃除の手間も省くことが可能です。

まとめ

ここまで、住宅にあると便利な設備とその意味について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
マイホームを購入する方は、注文住宅や建売住宅、分譲マンションなどから購入物件を選ぶことになりますが、いずれにしても上記の設備があるかどうか、設置できるかどうかは確認しておきましょう。
そうすることにより、一層快適でストレスの少ない生活を実現することができます。

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