不動産売買において、不動産仲介業者は、売り手が売却する不動産のさまざまな利点を買い手に伝えてくれます。
ただ、もっと不動産売却を有利に進めたい場合、所有者(売り手)は不動産仲介業者に対して、“所有者しか知らない利点”を伝え、それも買い手に伝えてもらいましょう。

不動産売却において伝えるべき“所有者しか知らない利点”①建物自体に関する利点

不動産売却において、売り手が伝えるべき“所有者しか知らない利点”には、まず建物自体に関する利点が挙げられます。
建物自体に関する利点とは、つまり“その不動産で生活してみないとわからない利点”のことを言います。
不動産仲介業者は、確かに不動産のプロではありますが、さすがに生活しないとわからない利点までは把握していません。
したがって、買い手に伝えることで、その不動産の住みやすさをアピールできる利点がある場合は、必ず不動産仲介業者に伝えるようにしましょう。
例えば、“リビングに小さなクローゼットがあるから、遅く帰宅しても子ども起こさずに寝室に行ける”といったような利点は、まさにその不動産の所有者しか知らない利点と言えます。

不動産売却において伝えるべき“所有者しか知らない利点”②周辺環境に関する利点

不動産売却において伝えるべき“所有者しか知らない利点”には、周辺環境に関する利点も挙げられます。
先ほど、建物自体に関する利点とは、“その不動産で生活してみないとわからない利点”のことを指すという話をしました。
一方、周辺環境に関する利点とは、“そのエリアで生活してみないとわからない利点”のことを言います。
例えば、“スーパーが近くにある”、“コンビニが近くにある”といったような利点は、不動産仲介業者でも把握している一般的な利点です。
これに対し、“お肉が新鮮な○○商店、パンが美味しい○○ベーカリーが近くにある”といったように、細かいショッピング施設における利点などは、そのエリアで生活した所有者にしかわからない利点だと言えます。

不動産売却において伝えるべき“所有者しか知らない利点”③コミュニティに関する利点

コミュニティに関する利点も、不動産売却において伝えるべき“所有者しか知らない利点”の1つです。
例えば、“近くに住んでいる人は優しくて話しやすい人が多い”、“このエリアの町内会は役員の負担が少ない”といったような利点は、不動産仲介業者は把握していない貴重な利点です。
また、不動産の買い手の中には、コミュニティに関する情報を求めている方が非常に多いです。
賃貸物件ならまだしも、そのエリアに不動産を購入して生活するとなれば、多少コミュニティに関するトラブルや悩みがあったとしても、簡単に引っ越すことはできないためです。
したがって、これらの利点をアピールできれば、自ずと買い手は付きやすくなるでしょう。

不動産売却において“所有者しか知らない欠点”は伝えるべきではない

“所有者しか知らない利点”はどんどんアピールしていくべきである一方で、“所有者しか知らない欠点”に関しては、あまり伝えるべきではありません。
例えば、“近くにあるスーパーの接客態度が良くない”、“近くにある病院の待ち時間”が長いといったような欠点ですね。
これらの“所有者しか知らない欠点”を伝えてしまうと、“スーパーが近くにある”、“病院が近くにある”という利点に対して、買い手が魅力を感じにくくなってしまいます。

まとめ

ここまで、不動産売却において伝えるべき、“所有者しか知らない利点”について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
不動産売却の際は、不動産仲介業者に売却活動を進めてもらう前に、上記のような利点がないかどうか、改めて物件や周辺環境をチェックしてみましょう。
不動産売却にはライバルがたくさんいますので、少しでも有利に売却できるように工夫することが大切です。