不動産売却でありがちなミスと対策について解説します
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不動産売却には、ありがちなミスがいくつも存在します。
ただそのほとんどは、売り手の準備不足から発生するミスのため、事前に対策を知っておけば、理想とはかけ離れた不動産売却をする羽目にはなりにくいと言えます。
今回は、そんな不動産売却でありがちなミス、またはミスを起こさないための対策をいくつか解説します。
不動産売却でありがちなミスとその対策①低い価格で売却してしまう
不動産売却において、焦って早く売ろうとしすぎたばっかりに、“希望より低い価格で売却してしまう”というのは、よくあるミスです。
このようなミスを起こさないためには、とにかく不動産を焦って売ろうとしないことが重要です。
不動産を焦って早く売ろうとしすぎる理由には、“すぐに現金が必要である”、“価格を高くすると売れ残ると考える”などの理由があります。
またこのような理由で不動産売却を急ぐ方の中には、売却活動の段階を1つずつ踏んでいない方も多いです。
早く売却したい気持ちはわかりますが、とにかく売ることを考えるよりも、まずは売却に適したタイミングを調査したり、複数社で査定をしてもらって適切な売却価格を算出したりといった段階から始めましょう。
不動産売却でありがちなミスとその対策②リノベーション費用を回収できない
不動産売却では、“リノベーション費用を回収できない”というミスもよく起こります。
近年、リノベーションの技術は着々と進化しており、たとえ古い不動産であっても、リノベーションをすることで売却価格を数百万円以上上げることができます。
また、もちろん物件の状態にもよりますが、“リノベーションで売却価格を上げて、売却益でリノベーション費用を回収しよう”と考える売り手は多くいます。
ただリノベーションの程度によっては、数千万円単位の費用がかかるケースもあり、さすがにそれだけ費用がかかると、売却によって回収するのは難しくなります。
したがって不動産売却をする際は、“リノベーション=得をする”と安易に考えないようにしましょう。
不動産売却でありがちなミスとその対策③すぐに買取りを選択してしまう
不動産売却でありがちなミスには、“すぐに買取りを選択してしまう”ということも挙げられます。
買取りは、不動産会社に直接不動産を売却するという方法のため、売り手は売却の手間を省くことができ、スムーズな売却にも繋げられます。
ただ買取りにおける売却価格の相場は、仲介の相場よりも2~3割程度低くなるため注意しましょう。
したがって、なるべく仲介による不動産売却を第一に考え、買取りは二の矢として考えておくことをおすすめします。
不動産売却でありがちなミスとその対策④内見で不安を与えてしまう
“内見で購入希望者に不安を与えてしまう”というのも、不動産売却でありがちなミスの1つです。
これは内見の際、売り手も把握していないようなマイナスポイントが見つかることによって、“他にも欠点があるのではないか”と購入希望者を不安にさせてしまうことを指します。
またそれだけでなく、売り手の身なりが良くない場合も、購入希望者に不安を抱かせてしまうため、注意が必要です。
したがって、内見の前に不動産にマイナスポイントがないかをチェックするのはもちろんですが、内見当日の服装や髪形などについても、良い印象を与えられるようなものにすることを心掛けなくてはいけません。
まとめ
不動産売却でありがちなミス、そしてミスを起こさないための対策について解説しましたが、いかがでしたか?
売り手のほとんどは、初めて不動産売却をする方のため、1つもミスなく売却を完了させるというのは非常に難しいと言えます。
ただポイントを抑え、大きなミスをしないように心掛ければ、初めて不動産を売却する方であっても十分理想に近い期間、価格で売却できます。