不動産売却の確定申告を専門家に依頼するケースについて
不動産売却において利益が発生した場合、確定申告の義務が発生します。
ただ初めて不動産売却後の確定申告をする方の中には、“自分で行うのは難しい”、“時間が足りない”などの悩みを抱えている方もいるでしょう。
そんな方々は、不動産売却の確定申告を専門家(税理士)に依頼するという方法がおすすめです。
不動産売却の確定申告を専門家に依頼する利点について
不動産売却の確定申告を専門家に依頼する場合、以下のような利点があります。
・安心して確定申告ができる
不動産売却の確定申告を始めて行う場合、“問題なく申告できるのか”という不安に駆られる方も多いでしょう。
専門家に依頼すれば、そのような不安は解消されます。
確定申告を当事者の代わりに行うという行為は、専門家である税理士にしか認められていない行為です。
また不動産売却の確定申告を代わりに行うことも多い専門家は、確定申告について熟知しています。
したがって期限に遅れないことはもちろんのこと、必ず不備のない内容で申告してくれます。
・仕事への負担がなくなる
不動産売却の確定申告を専門家に依頼することには、仕事への負担がなくなるという利点もあります。
普段仕事が忙しい方は、なかなか確定申告の準備や手続きに費やす時間がありません。
そんな方々が無理に時間を削って確定申告の準備・手続きを行えば、仕事に影響が出てしまうかもしれません。
不動産売却の確定申告における専門家は、そのような影響をも軽減してくれます。
・税務調査に対応してくれる
もし申告内容に対して税務調査が行われることになっても、不動産売却の確定申告における専門家は、当事者とのやり取りをすることで、柔軟に対応してくれます。
またもし申告が難しい状況になった場合でも、適切なアドバイスをしてもらえます。
不動産売却の確定申告を専門家に依頼する際の手順
1. 専門家に連絡する
不動産売却の確定申告について、依頼したい旨を専門家に伝えます。
確定申告は2月からスタートしますが、前年の12月ごろからすでにシーズンはスタートしているので、できれば1月頃までには依頼するようにしましょう。
2. 必要なものを送付する
専門家に見積もりを出してもらい、その内容に問題がなければ、不動産売却の確定申告に必要なものを送付しましょう。
書類だけでなく、通帳のコピーや請求書なども送付する必要があります。
3. 申告内容をチェックする
不動産売却の確定申告に必要な準備が整ったら、一般的に書類の提出は専門家によって行われます。
その前に、1度申告内容をチェックしましょう。
またもし税金を支払う必要がある場合は、支払いの方法についてもチェックしておきます。
4. 書類等の返却と依頼料の支払い
不動産売却の確定申告が完了したら、専門家から書類等を返却してもらいます。
そしてそのときに、あらかじめ決められた依頼料を支払いましょう。
不動産売却の確定申告を専門家に依頼する際の費用
不動産売却の確定申告には、“白色申告”と“青色申告”の2種類があります。
簡単に違いを解説すると、白色申告は比較的手間がかからないシンプルな申告方法で、青色申告は細かく複雑な申告方法です。
青色申告の方が手間はかかりますが、白色申告よりも控除が受けやすいという利点があります。
白色申告による不動産売却の確定申告を専門家に依頼する場合は、5~10万円程度の費用がかかるのが一般的です。
一方青色申告の場合は、記帳は本人が行う場合と記帳も代行してもらう場合、そして年間の利益によって費用に違いが出ます。
大体の目安として、白色申告の2倍ほど費用がかかると考えておきましょう。
まとめ
不動産売却の確定申告を専門家に依頼するケースについて、さまざまなことを解説しました。
専門家には専門家ならではの安心感があり、依頼することで仕事に対する負担を減らすこともできます。
ただ専門家への依頼には費用がかかるため、初めて不動産売却後の確定申告を行う場合は、まず専門家または不動産関連会社への無料相談をすることをおすすめします。