地代の参考に:「東京住みたい街ランキング2019」
日本の首都である東京は、地図上で見ると狭い地域ですが、人口はトップです。
それだけ人が多いのですから、街によってその雰囲気などは大きく異なっていて、住みたい街としても好みが出てきます。
東京で済みたい街はどこなのか、ランキング形式で紹介していきますので、参考にしてください。
ベスト3
それではまず、人気の高いベスト3の街から紹介していきます。
どれも多くの人からここに住みたい!と思われているだけあって、たくさんの魅力があります。
1位から順にみていきましょう。
1位:恵比寿
最も多くの人から住みたい街として選ばれたのは、渋谷区の恵比寿です。
その人気の理由としては、やはり交通の便の良さでしょう。
恵比寿駅からは山手線、埼京線、東京メトロ日比谷線、湘南新宿ラインが利用できるため、他の路線とのつながりもばっちりです。
恵比寿ガーデンプレイスをはじめ、駅周辺には評価の高いグルメスポットが多く、その中には海外で話題となって日本に進出してきた飲食店も少なくありません。
ショッピングスポットも、人気のブランドを中心に多数集まっています。
そんな恵比寿の平均家賃は、駅周辺の1Kが13万円から14万円、1DKで20万円弱となっています。
家族向けの3LDKであれば、平均して54万円近くとなるでしょう。
また、土地価格の平均は1平方メートル当たり約227万5千円で、坪単価にするとおよそ752万円となります。
地価は年々上昇していて、2018年は昨年比で8%以上上昇しています。
2位:吉祥寺
ランキング2位の街は、武蔵野市にある吉祥寺です。
23区外でありながらランキング上位となったことで、その人気の高さがうかがえます。
吉祥寺では、2017年にリニューアルされたコピス吉祥寺が注目を集めていて、井の頭恩賜公園が100周年を迎えたことでも大いに話題となりました。
東急百貨店やマルイ、パルコなど数多くの商業施設があり、駅前には飲食店や専門店などが充実しているなど、わかりやすい住みやすさがそろっている街です。
その一方では、日本初となる海外の名店がオープンするなど、新しいものも増えていく楽しみもあります。
慶応ライナーが運行を開始したことで、慶応井の頭線では吉祥寺発明大前行を新設しており、最終の時刻も遅くなったことでこれまで以上に都心へとアクセスしやすくなっています。
吉祥寺の家賃の平均は、1Kで約7万5千円、1DKでは10万円ほどとなっています。
2DKになると平均家賃は13万円ほどになり、ファミリー向けの3LDKなら約27万5千円になります。
また、平均土地価格は1平方メートル当たり135万円で、坪単価にするとおよそ446万3千円です。
昨年比で5%以上上昇しているのは、人気を反映しているからでしょうか。
3位:品川
3位には、品川区品川が選ばれています。
現在、山手線の品川と田町の間に品川新駅が建設中で、それに合わせて周辺も大型再開発されているところなので、これからの期待度としては1番の街でしょう。
新幹線も通る品川駅は、山手線をはじめ東海道本線や京浜東北線、京浜急行本線など数多くの路線が通っている都内でも有数の大きさを誇る駅です。
主要な都心の駅にもアクセスが良好で、空港へのアクセスも整っています。
現在の駅周辺は、東京五輪を見据えた街づくりが行われていて、歩行者道や噴水広場、野外ステージなどの整備が進められています。
また、多用途の高層ビルも建設中と、これからますます盛り上がっていくでしょう。
オフィス街というイメージがある品川ですが、住宅エリアとしての期待も高まっています。
商業施設も数多く立ち並び、北品川には昔の街並みの面影を残す商店街も広がっていて、家族での暮らしも安心です。
品川の家賃相場は、1Kで約9万円、1DKでは約11万円となっています。
2DKでは14万円、家族向けの3LDKなら、27万円弱が平均となります。
また、品川駅周辺の平均土地価格は、1平方メートルで約350万5千円、坪単価にすると1坪当たり1158万6千円です。
前年比8%以上の上昇が見られますが、今後開発が進むにつれてますます上昇するかもしれません。
4位から10位は?
続いては、4位から10位となった街を紹介していきます。
ベスト3にも劣らない魅力的な街ばかりなので、その魅力を再確認してみましょう。
4位:池袋
第4位となったのは、豊島区の池袋です。
かつては繁華街のイメージがあった街ですが、現在は再開発によって新しい商業施設も増えたことで、街並みが一新されつつあります。
多くの路線が通る巨大な駅周辺には、有名百貨店が軒を連ねています。
その一方では、WACCA池袋やEsola池袋などの新しい商業施設もオープンし、若い世代からも人気の地域となっています。
池袋の平均家賃は、1Kで9万円、1DKで12万7千円となっていて、3LDKの場合は28万5千円です。
また、平均土地価格は1平方メートル当たり291万5千円で、坪単価にすると約963万8千円となっています。
5位:新宿
5位にランクインしたのは、副都心として名高い新宿区新宿です。
オフィス街というイメージが強い地区ではありますが、交通の便の良さと商業施設が充実している点から、家族で住むのにも向いている街です。
新宿区では、認証保育園の利用に対しての助成金を交付するなど、ファミリーサポートも充実しています。
現在はタワーマンションの建設も増えているため、住宅地としても選ばれやすくなるでしょう。
これからの子育て世代に選ばれやすい街かもしれません。
新宿の家賃相場は、1Kで約11万円、3LDKなら約27万円です。
平均土地価格は、1平方メートル当たり約326万4千円で、坪単価にすると1坪当たり1079万円となっています。
6位:目黒
第6位となったのは、目黒区目黒です。
品川区や港区、目黒区にまたがる地域にある目黒駅は交通の幼少であり、ランキング1位の恵比寿も徒歩圏内にある恵まれた立地です。
23区内にありながら、豊かな自然が残る目黒は、以前から住みやすい街として高く評価されています。
目黒通りにある商店街には、250以上の店舗が並んでいて、外食する場合もバラエティ豊かなお店から選ぶことができます。
目黒区の平均家賃相場は、1Kでおよそ11万5千円、3LDKでは約40万円です。
また、土地価格の平均は1平方メートル当たり119万5千円で、坪単価では1坪当たり395万2千円となります。
7位:渋谷
7位には、渋谷区渋谷が選ばれています。
若者の街として有名だった渋谷も、現在は渋谷駅周辺開発プロジェクトが進み、大きくその街並みを変化させています。
100年に1度といわれるほどの大型再開発となっているので、これまでの街並みは一新されると考えていいでしょう。
その新しい街に最初から住みたい、と考える人も多いようです。
渋谷の家賃相場は、1Kで13万円弱、3LDKでは63万円弱となっています。
また、土地価格の平均は1平方メートル当たり710万円で、坪単価では1坪当たり2346万円となっています。
8位:中目黒
8位には、目黒区中目黒がランクインしています。
おしゃれな町並みで静かな地域なので、女性の一人暮らしでも安心というイメージがある地域です。
また、高級住宅街であり、芸能人が多く住んでいるという点も魅力のようです。
家賃相場は、1Kで約11万円、3LDKでは36万円となります。
平均土地価格は、1平方メートル当たり154万5千円で、坪単価にすると1坪当たり510万7千円となっています。
9位:自由が丘
9位は、常にランキング上位にある目黒区の自由が丘です。
セレブの街というイメージが強い地区で、商業施設やセレクトショップ、飲食店などが数多く立ち並んでいることから、なんでもそろう街というイメージもあります。
平均家賃相場は、1Kで約9万円、3LDKで約35万円となっています。
平均土地価格は、1平方メートル当たり254万5千円で、坪単価にすると1坪当たり841万3千円となります。
10位:中野
10位となったのは、住みやすい街としても名高い中野区中野です。
のんびりとした街並みが並び、治安がいい地域としても有名であり、安売りなどが良く行われている店舗が多い点もその人気につながっています。
中野の平均家賃相場は、1Kで7万5千円、3LDKで18万円となっています。
平均土地価格を見ると、1平方メートル当たり81万3千円、坪単価にすると1坪当たり268万6千円となっています。
11位以降も魅力的!
11位以降となった街も、多くのの魅力を備えています。
11位から15位までの街についても、紹介していきます。
11位:二子玉川
11位は、世田谷区の二子玉川です。
活気のある駅前と、落ち着きのある住宅街の雰囲気が理想的という意見が多く、世田谷区という高級住宅街のイメージも併せ持っています。
二子玉川の平均家賃相場は、1Kで約7万円、3LDKで約18万円です。
土地価格の平均は、1平方メートル当たり74万円で、坪単価では1坪当たり244万6千円となっています。
12位:赤羽
12位は、北区赤羽です。
東京都内の中でも、あまり都会というイメージがないため住みやすいと感じる人が多く、飲食店が多いところも魅力的です。
赤羽の平均家賃相場は、1Kで7万円弱、3LDKでは17万5千円となります。
平均土地価格は、1平方メートル当たり99万円で、坪単価にすると1坪当たり327万④千円となっています。
13位:立川
13位は立川市です。
有名大学がある学生の街として有名で、駅近くには大型商業施設もあるので、ショッピングもしやすいでしょう。
学生向けの物件も多い立川の平均家賃相場は、1Kで5万円、3LDKは8万円ほどとなっています。
平均土地価格は、1平方メートル当たり45万円、坪単価では1坪当たり149万6千円となります。
14位:北千住
14位は、足立区北千住です。
下町といわれる地域ですが、近年は大学の誘致などでそのイメージが大きく変わりつつあります。
平均家賃は、1Kで約8万円、3LDKでは約20万円です。
平均土地価格は、1平方メートル当たり82万3千円、坪単価では1坪当たり272万2千円となっています。
15位:荻窪
15位には、杉並区の荻窪がランクインしました。
落ち着きのある街並みながら、都会的な要素も含んでいて、ちょうどいい地域という印象を抱く街です。
平均家賃相場は、1Kで7万円、3LDKでは19万円弱となっています。
土地価格の平均は、1平方メートル当たり91万円で、坪単価では1坪当たり約301万円となります。
まとめ
本記事では、東京都内で住みたい街のランキングを紹介しました。
それぞれの街の魅力も簡単に紹介していきましたが、どの街にも紹介しきれない魅力がたくさんあります。
平均家賃や土地価格なども併せて紹介したので、引っ越しなどの際には参考にしてみてください。