再建築不可物件を購入するのはなぜ?購入する際のポイントは?
再建築不可物件とは、簡単に言うと“新設が出来ない不動産物件”の事を言います。
言ってみれば制限が付いている物件にも関わらず、再建築不可物件を買う方がいるのはなぜなのでしょうか?
それはもちろん、再建築不可物件を買うことにメリットがあるからです。
再建築不可物件を買うメリットや、購入の際のポイントを解説します。
再建築不可物件をなぜ買うの?メリットを解説
再建築不可物件は、どちらかと言うと購入価格のメリットにばかり目が行きがちです。
ただ1番のメリットは、工夫する事で様々な価値が出るという所でしょう。
例えば、再建築不可物件は安価の為、“居住用の住宅”と考えると、非常にお得な買い物です。
新設は不可能でも、建物のリフォームをすることは出来ます。
従って、状態の良い再建築不可物件であれば尚お得だと言えるでしょう。
また居住用としてだけでなく、賃貸物件として賃料を得る事も可能です。
例え建物の新設は出来なくとも、駅チカ物件など立地の良い物件であれば、購入して賃貸物件として活用するのも悪くないでしょう。
購入にそれほど資金が必要ない分、もし賃貸経営が成功すれば、高い利回りを実現する事が出来ます。
このように再建築不可物件は、新設が出来ないというデメリットに囚われない事で、様々な可能性を見出せる物件なのです。
再建築不可物件を買う時の注意点を把握しておこう!
再建築不可物件を買う時の1番の注意点は、“建物の耐久性”のチェックを忘れないという事です。
何度も言うように、再建築不可物件は新設することが出来ません。
従って、購入した後しばらく利用出来るくらいの耐久性を持っていないと意味がないのです。
購入後、すぐに居住用の住宅、賃貸物件として利用出来ない事になってしまうと、いくら安い買い物とは言え無駄遣い以外の何物でもありません。
また再建築不可物件は、周囲にある他人の土地と密接しているケースが多いです。
購入前に所有地の境界線を明確にしておき、購入後トラブルが起こらないように準備しておきましょう。
そして、“リフォームの程度”に関しても、購入前に確認しておきましょう。
つまり、どこまでが“リフォーム”で、どこまでが“再建築”となってしまうのかを把握しておくという事です。
何度も言うように、再建築不可の物件であってもリフォームをすることは認められています。
ただ古い物件の場合、リフォームに関しての制約が沢山付いているという場合があり、買った所で何も手を加えられない事も考えられます。
また建物の造り上、思い通りのリフォームが出来ないというケースも考えられるので、注意して確認するようにしましょう。