借地人様が初めて借地契約を更新する場合、どのような流れで行うのが正しいのかを把握できていないケースがあります。
正しい流れで更新をしなければ、場合によっては地主様とのトラブルを発生させてしまうことも考えられます。
今回は借地契約をそのまま更新するときの流れについて、具体的に解説します。

借地契約をそのまま更新するときの流れ①現在の契約内容を確認する

借地契約をそのまま更新するときの流れは、まず現在の契約内容を確認するところから始まります。
確認すべき内容は、契約内容の更新に関する特約などがあるかどうかです。
もし現在の契約内容に、更新に関する特約が盛り込まれている場合は、その特約にしたがって借地契約を更新しなければいけないので、注意が必要です。
更新に関する特約には、更新料の支払いなどに関する特約が挙げられます。

借地契約をそのまま更新するときの流れ②地主様に更新してほしい旨を伝える

現在の契約内容を確認した後は、地主様に借地契約を更新してほしい旨を伝えましょう。
ただ細かい要望などは伝えず、まず地主様が快く更新に応じてくれそうか、もしくは更新を快く思っていないかをチェックします。
地主様の中には、できる限り借地を早く返還してほしいと考える方もいます。
したがって、更新を快く思っていない地主様に更新してほしい旨を伝える場合、更新料の支払い額が大きくなったり、条件が大幅に改定されたりする可能性があることは覚悟しておきましょう。

借地契約をそのまま更新するときの流れ③そのまま借地契約を更新してほしい旨を伝える

地主様に契約更新をしてほしい旨を伝えた後は、現在の借地契約に特約がない場合に限り、更新料や条件の改定はなしで更新してもらいたい旨を伝えます。
地主様が更新を快く思っていない場合は少し厳しいかもしれませんが、借地人様にとっては、更新料や条件の改定がないに越したことはないため、そのまま更新してもらいたい旨は伝えるべきです。
地主様がそのまま要望を受け入れてくれればもちろんOKですし、もし地主様が少し難色を示したとしても、そのまま更新してもらいたい旨を伝えれば、地主様が多少譲歩してくれる可能性は上がります。

借地契約をそのまま更新するときの流れ④最終的な契約内容を確認する

お互いの要望を伝え合い、両者が納得のいく契約内容がまとまった場合、最終的な契約内容の確認に移ります。
最終的な契約内容の確認で意見が食い違ってしまうと、これまでお互いの要望を伝え、譲歩し合ってきた時間が無駄になるため、トラブルに発展しやすくなるので注意が必要です。
つまりこの段階に来るまでに、契約内容に関してはお互いほぼ完全に納得しておくことが重要だということです。

借地契約をそのまま更新するときの流れ⑤借地契約を更新する

契約内容の最終確認が終わったら、借地契約をそのまま更新するために、借地更新契約を締結します。
借地契約を更新する際は、基本的に数十年単位の長期契約となるため、借地更新契約書は必ず作成しましょう。
借地契約は、借地人様の子や孫などの世代まで引き継がれる可能性もあります。
次の世代がまた借地契約の更新を行う際、借地更新契約書がなければ更新がとても煩雑になるため、どれだけ地主様との関係が良好でも、契約書の作成を怠ってはいけません。

まとめ

借地人様に向けて、借地契約をそのまま更新する際の流れについて解説しました。
借地人様が借地契約を更新する場合、ほとんどの方がそのままの契約内容での更新を望んでいます。
一方地主様には、更新料の支払いや条件改定を求める方が多いです。
つまりそのまま更新する場合、借地人様と地主様の意見が合わないことは、当然と言えば当然だということです。
だからこそ、正しい流れでの更新を心掛けるのが重要だと言えるのです。

 

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