土地活用

【地主向け】老人ホームで土地活用をするという選択肢

現在使用していない土地を持つ地主には、老人ホームで土地活用をするという選択肢があります。
決して土地活用の方法としてポピュラーとは言えませんが、自身の経済状況や考えと合致した方法と判断できるのであれば、ぜひ検討するべきです。
老人ホームの種類や土地活用をする方法、または向いている方について解説します。

【地主向け】老人ホームで土地活用!老人ホームの種類について

老人ホームで土地活用をしようと考える方は、まず老人ホームの種類について知っておきましょう。
一般的に老人ホームと呼ばれるものは、“介護付き有料老人ホーム”、“グループホーム”、“住宅型有料老人ホーム”、“デイサービス”の4つに分かれます。
介護付き有料老人ホームは規模が大きく、多くの方を介護する施設です。
50部屋以上完備されている場合が多いので、200坪以上の広大な土地が必要になります。
グループホームは、認知症の症状がある高齢者が利用する場合が多い施設で、多くの方が介護されるわけではないため、100坪前後の土地でも経営できるでしょう。
住宅型有料老人ホームは、住宅のような雰囲気で高齢者の介護をする施設のため、20部屋程度を完備すれば経営できるでしょう。
こちらもグループホームと同じく、100坪前後の土地が必要です。
デイサービスは、日帰りで通う高齢者を介護する施設で、極端に規模が小さい土地でも経営は可能です。

【地主向け】老人ホームで土地活用をする方法について

老人ホームで土地活用をする方法には、建物と設備をすべて地主が用意するパターンと、企業に土地のみをリースするパターンがあります。
建物と設備をすべて地主が用意する場合、数千万円~数億円単位のコストがかかります。
土地や建物、設備すべてを用意しているため、老人ホームで土地活用をするというよりは、“老人ホームの経営者になる”というイメージです。
この方法はコストがかかるだけでなく、経営者としての責任も問われることになり、さまざまな知識を身に付ける必要があるため、あまりおすすめできません。
おすすめなのは、やはり企業に土地のみをリースするパターンです。
老人ホーム事業を行っている企業に土地をリースして、賃料を得ることで効果的な土地活用となります。
もちろん建物や設備を用意する必要もないので、コストはほとんどかかりません。
老人ホームは需要が多い施設のため、借地に老人ホームを設立することでコストを抑えたいという企業は多いでしょう。

【地主向け】老人ホームで土地活用をするのに向いている人は?

老人ホームで土地活用をするのに向いている方は、まず“広大な土地を有している方”です。
先ほど解説したように、規模の小さい土地では経営できる老人ホームが限られてしまうため、広大な土地を効率的に利用したい方が向いていると言えます。
また老人ホームで土地活用をするのに向いている方として、“立地が悪い土地を有している方”も挙げられます。
駅から遠いなどの特徴を持つ土地であっても、その土地を借りて老人ホームを経営したいという企業が多いためです。
そして何と言っても、“土地活用で社会貢献がしたい”という方には、老人ホームでの土地活用をおすすめします。
老人ホームでの土地活用には、自身の土地を利用して利益を上げられるだけでなく、社会貢献できるという利点もあります。
老人ホーム事業を展開する企業に土地をリースする場合、企業と地主、そして老人ホームの利用者も恩恵を受けられます。

まとめ

老人ホームで土地活用をする場合のポイントを、さまざまな角度から解説しました。
この記事を読んで、少しでも魅力的に感じてもらえる部分があれば、選択肢の1つにしていただきたいと思います。
土地活用の方法は他にもまだまだたくさんあるので、それぞれの利点と欠点を理解した上で、最適な方法を選択することをおすすめします。

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