借地にある建物の建て替えを行う場合、または借地を地主に返還する場合に、借主は建物の取り壊しを行います。
借地における建物の取り壊しは、ある程度近隣住民への影響が予想されるため、近隣対応をきっちりしておく必要があります。
借地における建物の取り壊しによって発生する近隣住民への影響、対応方法を解説します。

借地における建物の取り壊しで近隣住民に与える影響は?

借地における建物の取り壊しでは、近隣住民に騒音による影響を与えることが予想されます。
建物を取り壊す際は、どれだけ慎重に作業を行っても、必ずある程度の騒音が発生します。
また騒音だけでなく、すぐ近くのエリアでは振動による影響もあるでしょう。
したがって、取り壊しを早くスタートしたり、遅くまで続けたりすることは避けなくてはいけません。
その他にも、ホコリや粉塵による近隣住民への影響が考えられます。
近隣住民が干している洗濯物や車、自転車などが汚れてしまわないように、できる限り養生を施しておく必要があるでしょう。

借地における建物の取り壊しはどうやって近隣住民に伝える?

借地における建物の取り壊しをする前に、どのように近隣住民にその旨を伝えればいいのでしょうか?
本来であれば、取り壊しを依頼している業者によって、事前に近隣住民に伝えられるのが一般的です。
ただより近隣住民に理解してもらうためには、取り壊しを依頼した本人が、依頼した業者とともに伝えにいくというのが理想的でしょう。
特に親密な関係の近隣住民には、必ず直接伝えに行くことをおすすめします。
伝える内容は、“建物の取り壊しによってある程度の迷惑がかかる”ということと、“最大限迷惑がかからないように努力する”ということ、あとは取り壊しの期間です。
借地における建物の取り壊しを伝えるタイミングとして適切なのは、取り壊しを開始する1週間~10日ほど前です。

借地における建物の取り壊しはどの近隣住民にまで伝えればいい?

借地における建物の取り壊しを近隣住民に伝えると言っても、一体どこまで伝えればいいのでしょうか?
明確な定義はありませんが、原則取り壊しを行う借地の両隣にある家、向かい側にある家、裏にある家には必ず伝えておくべきでしょう。
また住宅が密集しているエリアであれば、騒音、粉塵やホコリといった影響が出ると予想される家の近隣住民には、取り壊しの旨を伝えておくべきです。
また借地における建物の取り壊しを行う際は、周辺の道路を運搬車などで塞いでしまう可能性もあります。
道路が塞がれることで不便になってしまう家の近隣住民にも、直接取り壊しの旨を伝えにいくことをおすすめします。
あるいは必ず伝えておくべき家には直接伝えに行き、残りの影響が出そうな家には解体業者の紙媒体などによって伝えるという方法もあります。

借地における建物の取り壊しと建て替えを続けて行う場合の対応

借地における建物の取り壊しを行い、その後に続けて建て替えを行う場合、どのように近隣住民に伝えればいいのでしょうか?
このケースでは、近隣住民に取り壊しの旨を伝える際、続けて建て替えを行うことも必ず伝えておきましょう。
借地における建物の取り壊しと建て替えは期間が長期化するため、近隣住民により強く理解してもらう必要があります。
取り壊しの際に近隣住民の家を訪れ、建て替えの際に再び近隣住民の家を訪れてしまうと、かえって迷惑になってしまうので注意しましょう。

まとめ

借地において建物の取り壊しを行う際は、取り壊した後のスケジュールや業者選びなどに気が行きがちです。
ただもっとも気を配らなくてはいけないのは、取り壊しによって生活に多少なりとも影響が出る近隣住民です。
近隣住民の理解と協力を得て、初めて借地における建物の取り壊し、その後の建て替えが実践できることを肝に銘じておきましょう。

 

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