全面道路の幅員が4m未満の土地に建物を建築することになった場合、道路の中心から2m後退した部分については道路として提供しなければいけないという物件があることをご存知でしたでしょうか?

このような部分をセットバックといいますが、道路としてみなされる以上、当然建物を建築するスペースとして利用することは出来ません。

建物を建築することは出来なくても、道路が拡張されるまでの間は駐車場として利用しても良いのではないかと思ってしまうことでしょう。

セットバックした部分を駐車場として利用するべきかどうか説明していきますので、参考にしてみて下さい。

 

1. セットバックした部分の利用方法については明確な基準が無い

建築基準法において、全面道路の幅員が4m未満の時にはセットバックをすることで建物を建てることが出来るという内容になっていますが、その後の利用方法については明確な基準がありません。

ただ、セットバックした部分については敷地面積には含まれていないので、道路拡張工事前であったとしても、既に道路としてみなされているということを認識しておくべきでしょう。

 

2. セットバックした部分を駐車場として利用する考え方は辞めておこう

明確な基準が無いとはいえ、道路としてみなされている事は確かですので駐車場として利用する考え方は辞めておいた方が良いでしょう。

下手に駐車場として利用していたとしても、道路の拡張工事が決まった時には車を置くスペースが無くなってしまうので、対応に困ってしまうことになるかもしれません。

このような事態にならない為にも、セットバックした部分については道路であるという考え方をしておくべきでしょう。

 

3. 車の往来を考えればプランターや鉢も置かない方が良い

セットバックをしたとはいえ全面道路が狭いことは確かですので、車の往来を考えればその部分にプランターや鉢などの物を置くようなことは避けた方が良いでしょう。

その道路を車が通過した時に、対向車を避けようとしてセットバックした部分に車を入れた人が、プランターや鉢などの物を壊してしまうかもしれません。

大事な物を壊されない為にも、セットバックした部分には物を置くべきではないと言えるでしょう。

セットバックした部分を駐車場として利用したくなる気持ちは分かりますが、利用することで自治体や近所の人と揉めてしまう場合も十分考えられます。

近所の人と上手く付き合っていく為にも、セットバックした部分は道路であると思っておいた方が良いでしょう。

 

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